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北村憲昭指揮スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン:交響曲 第7番/J・シュトラウスII世「皇帝円舞曲」[SACD+DVD-ROM]

ディスク


録音2010年11月スロバキア
国内盤 NKB/HR

Amazon ¥5,250

1枚厚プラケースに2ディスクを収納。ブックレットには曲解説と演奏者プロフィール。

DVD-ROMには、レコーディング風景を撮った写真もたくさん収録(3264×1840ピクセル)。

SACDハイブリッド、WAV、WSDの聴き比べができる2枚組

 本作はSACDとDVD-ROMの2枚組。
 ベートーヴェンの交響曲第7番、J・シュトラウスの「皇帝円舞曲」の音源を、SACDハイブリッド、WAV、WSD、のフォーマットで聴き分けることができるセットです。

SACDの音

 SACDは2chステレオを収録しています。まず交響曲第7番。
 高音質特有の湿気ゼロの空間。そこに筋肉質というか、余計な残響音を含まないピュアな音があらわれます。
 そのおかげで、弦楽器は解像度の高いゴリゴリ感。北村憲昭の演奏がまた、先走りしない堅実なテンポなので、細かいパッセージにも、音楽的ニュアンスとオーディオ的快感を憶えました。

 「皇帝円舞曲」では一転、リラックスした演奏になります。哀愁ある旋律をウインナ・ワルツにのせて歌いあげます。
 オーケストラの音も、ベートーヴェンに比べてカラフルな感じ。交響曲第7番と「皇帝円舞曲」の、描き分けが楽しめました。
 これらの演奏は、まとわりつくホールトーンもないし、厚化粧のようなものも感じられず、ナチュラルな音ですので、WAVデータやWADデータとの聴き比べにピッタリだと思いました。

DVD-ROM収録の音源

 WAVファイルは24bit/192kHzで、交響曲第7番の全楽章と「皇帝円舞曲」を収録。
 1ビット・オーディオデータのWSDファイルは、1bit/5.6MHzと1bit/2.8kHzを収録。どちらも交響曲第7番の第2楽章のみを収録。
 WSD(1bit/5.6MHz)は、編集なしの、録ったままの音ですので、PCオーディオファンには楽しみになると思います。

データ名 収録曲
WAV (24bit/192kHz) [WSD(1bit/5.6MHz)からのコンバート] ベートーヴェン:交響曲 第7番 (全4楽章)
ヨハン・シュトラウスII世:「皇帝円舞曲」
WSD(1bit/5.6MHz)
[5.6MHzで収録の未編集テイク]
ベートーヴェン:交響曲 第7番より 第2楽章
WSD (1bit/2.8MHz)
[ワンポイントステレオマイクAT822とMR-1による録音]
ベートーヴェン:交響曲 第7番より 第2楽章

 DVD-ROMには音源ファイルの他に、レコーディング風景写真、WAVデータ、WSDデータを聴くための、「1ビットオーディオの再生方法」「PCオーディオ:192kHz/24bit PCMファイルの再生方法」(PCやMacの設定など)といった入門用書類(HTML)も含まれています。

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HRレーベルのソフト
B004GWK0LC ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品69 「田園」・「エグモント」序曲 作品84 [SACD Hybrid + DVD-ROM-ROM]
2011.7.10