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ユリア・フィッシャー
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲

Julia Fischer
J.S.BACH
SONATAS AND PARTITAS FOR SOLO VIOIN BWV1001-1006

Pentatone、輸入盤、2枚組

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角が丸い一枚ものプラケースに2枚収録。

若くしてバッハのこの演奏。歳など「関係ねー」

 これはずっと聴きたいと思っていたので、見つけた時はうれしかった。聴いてみると、うん、買って良かったSACDでした!
 録音時、フィッシャーは21歳くらいでしたか。でも、21歳なんてとても思いません。もちろん、○○歳の演奏だ、とも思いません。
 歳なんか、「そんなの関係ねー」。すごくいいバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータと思いました。
 音楽家の演奏に、もちろん年齢は関係あると思いますが、場合により関係ないこともあるのかも。才能がある人は、若くても魅力的な演奏をしてしまう。今も人気の女性ヴァイオリニストだがこれからも期待「大」ですね。

 フィッシャーはライナーノートのなかで、小さい頃からバッハのこの曲を弾いていて、この若さでの録音は必然だった、ような事を書いている(英文ゆえ、っ詳しくは分からず)。ノートでは、グレン・グールドにも言及しているし、感受性の多い女性らしい(ただし演奏はグールド風ではぜんぜんない)。

 バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタには、幾多の名演奏がありまして、自分もCDでいくつか持っていますが、演奏、オーディオともに「聴くならもうこのSACD」と思います。
 たった一本のヴァイオリンの音を、マルチチャンネル(5.0サラウンド)で聴くと、また良いです。パッケージには標示がないが、ブックレットにはDSDレコーディングとある。

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2008.1.26