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ソニー・ロリンズ サキソフォン・コロッサス

SAXOPHONE COLOSSUS
DSD Mastering
(Analogue Productions 輸入盤)

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HMV

SONNY ROLLINS(T.SAX)
TOMMY GLANAGAN(PIANO)
DOUG WATKINS(BASS)
MAX ROACH(DRUMS)

あまりに有名なジャケットですが、このSACDではロリンズが黒く塗りつぶされておらず、うっすらと顔が見れます(上イラスト)。僕の持っているLPは塗りつぶされていて「塗りつぶされていないと、どんなだろう?」とずっと思っていたのに、とうとう見たゾ! オリジナルジャケットは塗りつぶされていなのでしょうね、たぶん。

SACDのラベルもオリジナルどうりみたいです。↓

ただでさえキモチいいロリンズのサックスが、さらにキモチよく鳴るSACD

 「ちょーキモチいい~!」と水泳の北島みたいに唸りたくなるのがロリンズのテナーサックスだ、とわたしは思っています。
 コルトレーンとちがって明るい。
 でもただ明るいだけじゃなく、人の気持ちを開放させるどこか麻薬的なところがロリンズの歌心にはあると思います。一度ハマったら抜け出せない。
 この『サキソフォン・コロッサス』はジャズを代表する名盤としてあまりに有名です。もち、スーパーオーディオCDになっております。聴いてみました。

 ロリンズがクリフォード・ブラウン/マックス・ローチ・クインテットのメンバーだった間の1956年録音。
 SACDを聴いてみると音は、当然というかモノラルである。
 が、モノラルなんて関係なくロリンズのテナーが空間に爆発してくれます。それもずぶとい音で。
 このSACDはヘッドフォンよりもスピーカーで鳴らしたほうが、断然いいです。
 そうするとロリンズのキモチいいサックスが、SACDでキモチいく鳴ってくれて、わたしもキモチよくなる。なので北島じゃないけど「ちょーキモチいい~!」であります。そういうSACDですね。
 ベースも他のSACDのジャズを聴くときと同じで、太くて身のある音になっております。

 リリースは『ワルツ・フォー・デビー』のレビューでも紹介したAnalogue Productionsというところです。例によってマスターテープからデジタル信号にするまでの間はすべて、録音されたときと同じく真空管の器材を使った、とノートしてあります。
 Analogue Productionsからは『WAY OUT WEST』もSACD化されておりますね。西部に立つロリンズもSACDでどうなっているか聴いてみたいところです。

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HMV

ソニー・ロリンズのSACD(2007.12.31現在)

  • Tenor Madness
    Sonny Rollins Plus Four
    Saxophone Colossus
    Way Out West
    The Sounds of Sonny
    Supreme Jazz

    2005.4.25