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ジェリー・マリガン/スコット・ハミルトン Soft Lights & Sweet Music

Gerry Mulligan Meets Scott Hamilton
Soft Lights & Sweet Music
Hybrid
輸入盤、Mobile(MFSL)

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バリトン・サックの甘い音色、大人の時間です

 本作は、バリトン・サックス奏者のジェリー・マリガンが、スコット・ハミルトン(テナー・サックス)と共演したアルバム。1986年の作品です。高音質のモービルからのリリース。ハイブリッド盤、SA-CDはステレオのみ。
 バリトン・サックスとテナー・サックスが交互に吹きまくる楽しいジャズアルバム。
 どちらも音域が低いから、大人の落ちついた時間を過ごすには、ちょうどいい。甘さもしつこくない。理屈でがんじがらめにならず、「また聴いてみようかな」と思えるリラックスしたディスクだと思います。ジャケットのイラストも妙に合っていると思う。
 それにしてもジェリー・マリガン、スコット・ハミルトン、両者ともやっぱり、いいですわ。
 マリガンのバリトン・サックスは、アルトやテナーと同じくらい存在感を出している。ただの低音楽器じゃない。エリック・ドルフィーのバス・クラリネットと同じくらいの感慨がありますね。もちろんスコット・ハミルトンのテナーも負けず劣らずいい音です。
 このSACDでマリガンの甘いバリトン・サックスの音色を堪能しました。モービルは限定盤なので御注意ください。

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2008.10.16