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Let It Be ...Naked(アナログ盤)

本作は35分と短い収録時間。CDでも短く感じるのに、アナログで片面はすぐ終わってしまうのではないかと思っていたが、聴いてみると意外と長い。これは『ネイキッド』発売のころの文章です。

今回の『ネイキッド』、僕は「いい仕事してるなあ」と満足している。音もシンプル、クリアになったし、「Dig It」「Maggie Mae」がとれたおかげで、曲の長さも平均的になってアルバムとして聴きやすくなった。これはこれで別アルバムとして認めたい。「レット・イット・ビー」の“裸の”ポールの声にははっとします。

アナログの『レット・イット・ビー...ネイキッド』

発売以来CDで聴いていた『ネイキッド』であるが、アナログ盤がでていたので、さっそく買ってみた。
 「ゲット・バック」で聴き比べてみたところ、さすがに音源が同じなのか、昔のビートルズのアルバムほど、差はほとんどない。あるのはCDとアナログの本質的な差が、ほんのチョピリ、が確実に。
 CDはどこまでも音がクリア、コントラストのハッキリした音。アナログは、音のエッジがまろやか(または不明瞭なだけ?)、クリア度ではCDに一歩ゆずる、といったところか。
 しかしアナログも音の押しだし、音圧はCDと同等なので、最新音源を入れるマテリアルとしては十分現役だなあ、と実感した。リンゴのドラムもアナログのがふっくらしているような気が、若干する。

『ネイキッド』本も怒濤のリリース

 さて、発売して1週間ほどたつ『ネイキッド』であるが、CD発売に合わせて、『ネイキッド』本も、われながら、買っちゃったナア。マニアに比べれば、こんなの屁みたいなものだが、『レット・イット・ビー』ものも写真のように、賑やかになってしまった。
 以下、その説明を少しして終わることにしたい。

右上の小さい『ネイキッド』がアナログ盤についているEP盤。CDのボーナスディスクに相当するものである。右下はブートでグリン・ジョンズ制作による『GET BACK 2nd MIX』。
 左下が『ネイキッド』本。「CDジャーナル」12月号は“ゲット・バック・セッション全演奏曲リスト”が秀逸。「レココレ」は表紙がCDサイズに切り抜きできるところがオチャメ。内容も毎度レココレの濃さがある。一番左の本は、ほとんどプレス用記事だけの間に合わせに思える(値段も一番高い!)。どうして買ってしまったのか。
(追記 この頃のアナログプレーヤーはイマイチのものだったので、本当はもっとアナログはいい音がするような気がします。ほんとLPはオーディオのグレードアップで音が進化しますねえ)