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エルトン・ジョン
The Diving Borad


Elton John
The Diving Board

Amazon [Analog]
Amazon [CD]

Hybrid
輸入盤 2枚組(アナログ重量盤)

アナログ盤にはライナーの類いはなし。レコードをいれる厚紙に歌詞。

アルバム全曲のMP3無料ダウンロードIDが付属(下写真右)

エルトン・ジョンの2013年作品はシブいが、いいメロディライン

 エルトン・ジョンの2013年発表の『The Diving Board』です。アナログ・レコードで聴いてみました(高音質盤がない場合、アナログで買うのがマイ・ブーム)。

 本作は初めてエルトン・ジョンを聴く人には薦めませんが、エルトン・ジョン・ファンの方なら聴いていただきたいアルバムです。ポップでキラキラとした曲は入っておりませんが、落ち着いた好メロディーの曲が並んでおります。
 バンド編成もピアノ、ベース、ドラムがメイン。
 ちょこちょことブラスやコーラスも入るのですが、基本的にリズム・ギターやリード・ギターがないので、エルトン・ジョンのピアノがふんだんに聴ける演奏です。

 どの曲も地味だけど、メロディラインがいい。キャッチーな曲が1曲もないのに、不思議と何度も聴いてしまいます。
 もしどれかを『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』に挿入しても聴き劣りはしないのではないか。「この曲、地味だけど、やっぱりいいね」となりそうです。
 個人的には「The New Fever Waltz」のサビは「歌うカウボーイ、ロイ・ロジャーズ」のサビに通じる泣きだと思いますが…。
 そんな「地味だけどいいね」という曲ばかりなのが『The Diving Board』です。ちょっとクラシックに近い、インストの間奏曲「Dream」も3曲挿入されて、アルバムにまとまりを与えています。

アナログ4面がすぐに終わってしまう、エルトン・ファンにはうれしい作品

 アナログは2枚組です。180グラムの重量盤。
 LPでは4面になるわけですが、各面が3曲とか4曲なので、すぐに立ち上がってヒックリ返す必要があります(笑)。

 でも、それも楽しい。
 というのも、このアルバムは地味な曲ばかりなのに、全然退屈しない
のです。片面がすぐに終わってしまう。
 自分としては「トータル40分弱」の感覚なのですが、実際は「トータル58分」あります。それくらい飽きない作品だと思います。


重量盤アナログは心地よい。聴いた環境はプレイヤーはガラード301、トーンアームはSME、カートリッジはデノンDL-103

 音はアナログらしい厚めの音で満足。
 低音はかなり出ます。
 せっかく片面3〜4曲しか入れてないのだから、内周は避けてほしかったのですけれど、内周までカッティングされております。まあ、その分カッティングに余裕があっていいのですが。

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そのほかの『The Diving Board』
B00F6E4J2A The Diving Board (+ Bonus DVD) B00DJ0S9BU Diving Board [CD, CD+DVD, Import]
2013.10.17