ザ・ビートルズ ザ・ビートルズ USB |
The Beatles USB Amazon ¥25,364より USBはリンゴ型に収められている。実際のリンゴを想像して、大きく思われるかもしれないが、実物は小さい。びわくらいの大きさ。しかしズシリと思い。 リンゴの芯を持って引っ張るとUSBがでてくる(磁石で本体にくっつく)。この芯に変な方向から力を加えて、折ってしまう人もいるから注意。
内容はCD付属の紙のブックレットとレイアウト等、全く同じものですが、ページをめくる動きが本物らしいところはいいです。 あとCDに収められていた動画も収録。これも内容はCDと同じ。 |
ビートルズの全アルバムを、24bitで収録。 これはビートルズの全アルバムをUSBに収めた限定商品。
リマスターCDの「16bit/44.1kHz」に対して、USBの音源は「24bit/44.1kHz」、16bitの256倍の分解能です。 『パストマスターズ1』 「ラブ・ミー・ドゥ」。リンゴがドラムをたたいている貴重な音源です。モノラルでも、結構みずみずしい。
「シー・ラブス・ユー」もモノラル音源しか残っていないけれど、これも今までになく「ふくよか度」が上がっていると思います。 『プリーズ・プリーズ・ミー』耳障りの良い、豊かな音。 24bitで音が良くなった分、皮肉にも左チャンネルにバンド音、右チャンネルにヴォーカル&コーラスという、「分かれ感」が意識されてしまうことに。音質とは関係ない小言ですので、このステレオ・バージョンを気にしない方には問題なしです。 『ウィズ・ザ・ビートルズ』 『プリーズ・プリーズ・ミー』と録音条件は、あまり変わらないと思うのですが、アナログ盤(UK、モノ)では迫力が、『プリーズ・プリーズ・ミー』に届かないところを感じていました。 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 ビートルズのはち切れんばかりの演奏。なのでアナログ時代から硬めの音の印象でした。しかしUSBは、まるで300キロ出せる車が150キロで走っているような余裕。音にやわらかさが出ているようです。
『フォー・セール』 まろやかなバンド演奏の、ライヴな音を堪能できました。
ヴォーカル、コーラスを中央においた聴きやすいミックスもいい。 『ヘルプ』輪郭の柔らかいふくよかな音。繊細でなめらかな音なので、スピード感を持って飛び出してきます。そのせいか「ヘルプ」は通常より疾走する感じ。ステレオ・ミックスもヴォーカルが中央で聴きやすいです。 『ラバー・ソウル』『ヘルプ』に輪をかけて繊細と厚み。余白の部分にもしっとり音が漂うよう。リマスターCDよりクッキリ感がなくて柔らかく、ふくらんだ音でした。 『リボルバー』 厚みのある音。昔のアナログ(ステレオ)が、“中学生の体格”とすると、USBは“大人の体格”になった感があります。ベースが聞き取りやすくなったのが大きい。 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 オリジナルは4トラックを駆使したダビング多用の音源で、各音の劣化はしょうがないと思うアルバムですが、USBだとかなり改善。 『マジカル・ミステリー・ツアー』これも同じく綺麗な音。もはやUSBでは何を聴いても、デジタル臭くないです。全体に太めでまとまってくれています。 『ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム)』『フォー・セール』が、24bitでいい音になったと書きましたが、その上をいくのがこの『ホワイトアルバム』でした。「変貌」に近いです。 『イエロー・サブマリン』今まで述べてきたことと同様。よい仕上がりで、ある意味期待どおり。レコードではB面のオーケストラ部分が空間も出てよかったです。 『アビイ・ロード』迫力とまろやかは、アナログ・レコードを聴いている感じ。 リマスターCDでは、ひととおり聴いたあとも「アナログで聴いた方がいい」と、思いましたけれど、USBでは「アナログと同等、音の綺麗さではこちらでもいい」という結論です。 この暖かい音が、パソコンが再生しているデータとは思えず、ずっと聴き続けていられます。 『レット・イット・ビー』 低音に迫力が出て、解像度があがったのはリマスターCDでも確認してたので、さほど驚きませんでした。 総じて、USBの24ビット音源はとても満足のいくものでした。FLACデータは、USBからハードディスクにコピーして、そちらを再生することもできました。USB DACのクオリティでも音質が変わりますが、24bitのビートルズ興味のある方はぜひ聴いてみてください。 Amazon The Beatles USB ¥25,364より PCオーディオ 関連とビートルズ・レビュー
2011.6.6
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