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マーヴィン・ゲイ コレクション

MARVIN GAYE
COLLECTION

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これはマーヴィン・ゲイのベスト盤。全11曲。60年代から70年代までのうち、かなり絞り込んだ少なめな選曲です。

タミー・テレルとのデュエットは本当にいい。でも彼女の歌声をきくといつも切なく哀しくなります。不運にもステージ上でマーヴィンの胸のなかに倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった。

モータウンでも、サラウンドはよろしかな

 僕はこのSACDは、特にマルチチャンネルは念頭になかったです。
「モータウン・サウンドをサラウンドで聴いてもねえ。常套的なサラウンドでしかないだろう」
ところがどっこい、このサラウンド、なかなかいいっす!

 60年代のモータウン・サウンドがサラウンドになると、華やかさがさらに増すんです。
後ろから遠慮なくコーラスやストリングスがでてくるのですが、これが、スタジオ内でみんなに囲まれているような、ファンタジーっぽさ。70年代の懐かしいTV番組「ソウルトレイン」にお邪魔したみたいな空間になります。

 ベスト盤なのでタミー・テレルとのデュエットももちろん入っている。まずは「Ain't No Mountain High Enough」。
おっと、デュエットなのに、タミー・テレルのボーカルが真後ろから出てきた!
歌姫が、うしろからの登場だ。
前方のマーヴィンと後ろのタミーが、僕をさしおいて、向かい合いながらイチャイチャしているみたいじゃんか。こういうデュエットもいい。
しかし、続く「Your Precious Love」からは、前方で二人が歌うスタイルになります。やっぱり、このほうが落ち着くかな。

 タミー・テレル亡きあと、失意のどん底から復活したマーヴィンの70年代のヒット曲が次に続きます。
まずはポップス史上最もカッコいい曲(と僕は思っている)「What's Going On」。そして「Mercy Mercy Me」。
70年代のマーヴィンの音は、独特の厚みがあって、先のモータウン・サウンドとはちがったものになる。
これがサラウンドでは、マーヴィンの何層にも重ねられたボーカルが、いろいろな方向に位置していて、効果抜群。「Let's Get It On」では、まるでベッドインしているようなサラウンド感だ、って、オイオイ。
以上、「モータウンのサラウンドって、こういう味わいになるのか」と大発見でした。もちろん音も良かったですよ。

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マーヴィン・ゲイのSACD
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The Marvin Gaye Collection
マーヴィン・ゲイのベスト盤。モータウン時代、テミー・タレルとのデュエットも収録
SA-CDラボ♪♪レビュー

2006.7.23