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ブラック・サバス  パラノイド(SHM-SACD)


BLACK SABBATH
PARANOID

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Hybrid
1970年作品
国内盤、ユニバーサル

オリジナル・ジャケットのデザインはキーフ。

紙ジャケット仕様。
しかしオリジナルどおりではなく、余計な折りがついている。その折り部分に佐藤良平氏の解説。

ディスクは、レーザーの散乱を防ぐ緑色コーティングの音匠仕様。レーベルタイトルも円周に小さく入るだけと徹底している。

ブラック・サバスの傑作『パラノイド』のSHM-SACD

 ハード・ロック、ヘヴィー・メタルの元祖と言われるイギリスのバンド、ブラック・サバスの1970年のアルバム『パラノイド』です。
 彼らのセカンドにして、今もバンドの代表曲とされている「アイアン・マン」「ウォー・ピッグス」「パラノイド」などを収録した傑作。

 その『パラノイド』が、ユニバーサルより、SHM-SACDでリリースされています。
 同シリーズはレコード界で話題になっているので、ご存知の方も多いと思いますが、簡単に特徴を書いておくと以下のようになります。
 1 SACD専用ディスク(シングルレイヤー)
 2 DSD信号を非圧縮で収録。そのため2chのみ
 3 ディスクが緑色の〈音匠仕様〉
 4 できるだけオリジナル・マスター・テープから制作
 5 素材にSHMを仕様

倍音豊かなギター・リフに驚かされる

 そして、この『パラノイド』の音ですが、SACDの特徴を満喫できる「アナログ度100%」「太くまろやかな音」が飛び出してきます。

 ブラック・サバスはハード・ロックですが、トニー・アイオミのギターは、ハーモニーを効かせた重心の低いリフの連続で、そのリフがとても心地よく響くのに、まず驚かされます。
 SACDで室内楽を聴くと、チェロの倍音に感嘆するものですが、そのチェロの倍音と同じことが、このギターにも言えるのです。
 ハード・ロックなのに全然うるさくない。
 頭にキンキンくる早弾きもありませんから、和音を効かせた、心地良いギター・リフに、どっぷり浸ることになります。

サバスの演奏が高音質の連続、美しいハード・ロックに

 豊かな音はギターだけではありません。ギターの合間に入るドラムのオカズも、アナログ度満点(高音質)。 
 さらに、バス・ドラムもズシン、ズシンと重くくる(高音質)。
 ベースもブルン、ブルンと鳴る(高音質)。
 つまるところ『パラノイア』のSACDを聴くと、ギター(リフ)→ドラム(オカズ)→ギター(リフ)……と「高音質の連続」となってしまい、そのたびに「うぉっ」とオーディオ心が満足してしまいます。

 唯一、オジー・オズボーンの悪魔的ヴォーカルに、艶というか伸びがないのですが、これはまあ、もともとの声の性質を、素直に出しているだけだと思います(ロバート・プラントやイアン・ギランと比べたらの話です)。

 ということで、この『パラノイア』のSHM-SACDで、「美しいハード・ロック」聴いてみてださい。

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2012.10.30