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S
XTC  ドラムス・アンド・ワイアーズ


XTC
Drums & Wires

Amazon (Cd+Blu-Ray)

Hybrid
輸入盤


収録音源
・2014 5.1MIXES
・ADDITIONAL 2014 5.1MIXES
・2014 STEREO MIXES
・ADDITIONAL 2014 STEREO MIXES
・INSTRUMENTAL MIXES
・ORIGINAL MASTER
・ORIGINAL ALBUM EZTRA TRACKS
・DJM STEREO MIXES
・SAUCY PLATE SESSION
・UNKNOWN SESSION
・SWINDON TOWN HALLL 1
・SWINDON TOWN HALL 2
・TOOTS GARAGE
・TUDOR BARN ALBUM REHEARSUL

映像が2つ

 

スティーヴン・ウィルソンによるサラウンド、冒頭のドラムの動きだけで「違う」

 XTCの1979年作品のサードアルバム『ドラムス・アンド・ワイアーズ』もBlu-rayになっております。スティーヴン・ウィルソンのサラウンドを収録。

 Blu-rayの発売から、半年以上もたってのレビューでこう書くのも変ですが、「素晴らしいサラウンド」であります。
 それは1曲目の、それも冒頭のドラムの入りだけで、気づくかもしれません。
 ドラムが単独で“ドドドン”と軽く入ってから、曲がスタートするわけですが、リア、フロントに動く、その“ドドドン”だけで、サラウンド・ファンなら「このサラウンドは違う」と思うのではないでしょうか。
 これだけで、完全にスティーヴン・ウィルソンのミックスにノックダウンですから、あとのサラウンドは言うもがな、です。


下がトレイ、Blu-ray AudioとCDの2枚組。左上が紙箱。右上がブックレット。

堂々とサブ・ウーファーに音が

 あとサブ・ウーヴァーに、十分な音が含まれていることも、本サラウンドの特徴です。
 普通サラウンドでのサブ・ウーファーというと、ポップスであってもかなり遠慮して入っているものです。サブ・ウーファーの音は音楽的でない、と制作者が心配していたのかどうかは知りませんが、とにかくサブ・ウーヴァーの音は「なかったこと」になっているほうが多いのでした。

 しかし、スティーヴン・ウィルソンのミックスによるサラウンドは、堂々とサブ・ウーファーに音量を入れているところが、逆に気持ちいい。
 サブ・ウーファーのボリュームを上げれば、グングン出てきます。自分のサブ・ウーファーの実力がどれくらいだったか分からない方も多いでしょうから、サブ・ウーファーを思い切り鳴らしたいという方にはおすすめでしょう。

 今回は冒頭のドラムのサラウンドとサブ・ウーファーの話でレビューも終わってしまいましたが、当時のパンクなノリ、XTCの音楽も素晴らしいので、ぜひ興味のある方は聴いてみてください。

B00NBH2BA6
Drums & Wires (Cd+Blu-Ray)

 
2015.6.15