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MILES DAVISSACDハイブリッド盤
マイルス・デイビスの代表作10点がハイブリッド盤SACDで登場です。
・すべて2006年DSDマスタリング(ただしマルチチャンネル収録のマルチは2002年マスタリング)。
・標準プラケース入り。・ライナーにはオリジナルLPのライナーや、関係者のライナーなど。
・ブックレットには、アルバム時代の写真が少々。
国内盤、ソニー・ミュージックJI
ラウンド・アバウト・ミッドナイト
(モノラル)

1955-56年録音。マイルスのCBS初録音。ミュート・トランペットはマイルスの名刺代わり。メロディアスな曲が多く、誰にもマネできないマイルスの歌心が楽しめる作品。これを聴くと、マイルスは本質的に上品で、オシャレな人だというのがわかる。レッド・ガーランド(p)のゴージャズなピアノもいい。初心者は間違いなく、聞き込んだ人ならなおさら、シブいジャズの時間がすごせるアルバム。モノラルだが問題なし。ジャズは初めて、マイルスは初めての人にはこのあたりからがオススメです。
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マイルストーンズ

1958年録音。最高にキャッチーなタイトル曲を収録。セクステットになった演奏は、前作『ラウンド~』より、インプロビゼーションが、より抽象的で広がりがでているのが分かる。モード奏法は実はここから部分的に始まっていた、とも。とにかく、まるで筋肉運動のように、元気ハツラツなジャズ・アルバムです。
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カインド・オブ・ブルー

1959年録音。ジャズの歴史を変えた名盤。ここでの演奏は、深みと幽玄のきわみです。『マイルストーンズ』ではアダレイ(a.sax)に押され気味だったコルトレーン(t.sax)が大躍進している。オーディオ的にもSACDの音が楽しめる1枚と思う。2002年版マルチチャンネルの音の定位位置はステレオ・ヴァージョンと同じ(と思う)。しかしリアに残響成分を入れることで、演奏がステレオ・ヴァージョンより立体的に感じる。自分の部屋にマイルスやコルトレーンが来ている感じ、だろうか。詳しくはSA-CDラボ♪♪レビューを。
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スケッチ・オブ・スペイン

1959-60年録音。ギル・エヴァンスとの共演盤のなかの1枚。他のアルバムと違って、マイルスの音楽色はうすいのが特色(ま、共演盤だから)。マイルスは、いちトランペッターとして、ギル・エヴァンスのジャズ・オーケストラをバックに、熱くせつせつと歌い上げる。ギル・エヴァンスのオーケストラ・アレンジも、興味のある人には聴き所でしょう。フラメンコ調のアレンジも多いです。ロドリーゴの原曲をもとにした「アランフェス協奏曲」が有名だが、最後の曲「ソレア」も快演だと思う。
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サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム

1961年録音。ジョン・コルトレーンが退団して、60年代の黄金クアルテットができるまでの、過渡期に録音されたアルバム。メンバーが固定しないため、この時期はライヴ盤が多いのだが、これは珍しいスタジオ録音。コルトレーンが2曲ゲストで参加しているのが二人の最後の共演。このコルトレーンがいい。その存在感はマイルスもしのぐほどで、マイルスも「セイチョウシタナア…」とあのしゃがれた声で喜んだだろうか。マイルスのミュートがさえるタイトル曲「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」はやっぱり最高です。
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マイ・ファニー・ヴァレンタイン

1964年録音。NYリンカーンセンターのライヴ録音。バラード曲を集めたアルバムと紹介されることも多いが、演奏は単純なものでなく、ハービー(p)、ロン(b)、トニー(ds)の変貌自在なリズムセクションが、ラテン風ヘ、アップテンポヘと自由に曲調を変えていく、聴き応え十分の演奏。マイルスの抒情性とパワフルなトランペットも素晴らしく、買ってソンのない1枚。音質もSACDの空気感に「お、なんかCDとちがう」と感じてもらえる(と思うのだが)。
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フォア&モア

1964年録音。『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』と同日のライヴだが、こちらはアップテンポの曲で構成したアルバム。文字通り超スピードで突っ走る演奏は最高。この時期のライヴごとに変貌する「ソー・ホワット」など、スタジオ録音にはない白熱の演奏が聴けます。あと、ジョージ・コールマンのT.saxもいいです。アナログの厚みが、SACDでかなり出ていると思いますので、これもオススメです。詳しくはSA-CDラボ♪♪レビューを。
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イン・ア・サイレント・ウェイ

1969年録音。『フォア&モア』から数作の探求をへて、とうとう電気楽器を導入した作品。とはいってもアコースティックな雰囲気漂うサウンドで、ヒーリング感に満ちており、マイルスの作品の中でも独特の印象をはなつ。ショーターのS.SaxもSACDで暖かみが感じられるのではないか。2002年版マルチチャンネルも収録。リア側にザビヌルのオルガン、ハンコックのエレピが位置する。詳しくはSA-CDラボ♪♪レビューをご覧ください。
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ビッチェズ・ブリュー

1969年録音。翌70年にLP2枚組で発売された本作は、ジャズ史上最大の問題作としてあまりにも有名。それまでの伝統的なジャズとは、かなりかけ離れたフォームだと思う反面、マイルスのトランペット・プレイ自体は、それほど変ってはおらず「やはりジャズだ」とも思えるし、えーいャ、ジズとかロックとか、関係なく聴いちゃいましょう。SACDも2枚組です。ちなみに、初めての方はDISK2「スパニッシュ・キー」から聴きはじめるのがよろしいかと。ノリノリのスゲーカッコいい曲です。この曲から本作が好きになる人も多いみたいです。僕もそうでした。ライナーには本作についての、けっこう長い解説(『ザ・コンプリート・ビッチェズ・ブリュー・セッションズ』からの抜粋)がある。プラケースは1枚に2枚収録タイプのもの。よく見ると標準プラケースより1ミリ厚いです(笑)。SACDラボ♪♪レビューもあります。
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オン・ザ・コーナー

1972年録音。『ビッチェズ・ブリュー』で本格的にエレクトリック・ジャズに突入したマイルス。現在の視点ではエレクトリックというより、ファンクで、ヒップなリズムの印象が強烈な作品。リズムのテープ・ループや、編集を多用。エレピ、シンセサイザー、タブラ、シタールの使用など、幾重にも重なり合った音が、ファンクなリズムとともにうねる。ロックリスナーには『ビッチェズ・ブリュー』より、こちらのがオススメ。「ブラック・サテン」は最高にカッコいいマイルスでしょう。SACDラボ♪♪レビュー
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