フルトヴェングラーのワーナー(旧EMI+Telefunken)とユニバーサル(DG+Decca)を初統合したCDボックス

クラシック

フルトヴェングラー正規レコード用録音集大成<限定盤>【CD】

フルトヴェングラーのワーナー音源(旧EMI+Telefunken)とユニバーサル音源(DG+Decca)を初統合したCDボックスが発売です。CD55枚組。リリースはワーナークラシックスから。9月24日発売。

これはフルトヴェングラーがEMI(現ワーナー)、Telefunken、ポリドール、ドイツ・グラモフォン、デッカに録音したスタジオ録音の音源を全て統合した初めてのコレクション。

ワーナーからのリリースですが、ユニバーサルの特別なライセンス契約により、オリジナルマスターの使用が許可された、とのこと。ここには商用のリリースを目的としたライヴ録音。さらに初出音源も含まれます。

フランス・フルトヴェングラー協会副会長Stéphane Topakian 氏協力のもと多くの音源の照会・調達がおこなわれ、一部、日本の《フルトヴェングラー・センター》による音源も収録されています。

音源は2021年新リマスター。

音源のほとんどは、オリジナルマスターよりフランスのアヌシーにあるArt & Son Studioにて、2021年に192kHz /24bitリマスター。

オリジナル・マスターテープかオリジナル78回転SP、及びLPマトリックスを使用し、入手可能な最良のソースから作成。

オリジナル・ジャケットの紙ジャケット

各ディスクはオリジナル・ジャケットの紙ジャケットに封入。160ページのブックレット(英語、仏語、独語)。

CD55枚組でも求めやすい価格

本ボックスに入っている戦後の旧EMI、DGのスタジオ録音は、すでにSACD化されており、SACDを持っている人には本CDボックスにはダブる音源があるわけですが、コアなフルヴェン・ファン以外でしたら、まだまだ持っていない音源がこのボックスには多いのではないでしょうか。

オリジナル・ジャケットに入っているということも食指が動きます。

何より、CD55枚組ながらタワーレコードの価格が手頃です(7月2日現在)。手持ちのSACDとダブっても、考えてみたくなるボックスです。

各ディスクの詳細な収録データはタワーレコードのこちらをご覧ください。

フルトヴェングラー正規レコード用録音集大成<限定盤>【CD】