牧野良幸/オーディオ小僧のアナログ放浪記
『僕の音盤青春記』『少年マッキー』などオーディオや音楽のイラスト・エッセイで人気の牧野良幸の新刊が2月8日に発売になる。
発売になるのは『オーディオ小僧のアナログ放浪記』。
今回は、アナログ・レコードやオープンリール・デッキなどのアナログ・メディアとそれに関連するオーディオをテーマにしたイラスト・エッセイだ。
仕様はこれまでの牧野良幸の本と同じくA5版オールカラー。240ページ。発売はシーディージャーナルから。税込2.100円。
現代のアナログ・メディアの楽しみを面白く描いた本
本書は2000年以降のアナログ・ブーム定着の中での、牧野良幸とアナログの付き合いを、さまざまなエピソードとともにソフトとハードの両面から描いた。
中古レコード店で”箱物レコード”にうっとりしたり、店内では進路の重なった他の客と心理戦を繰り広げたり、重量盤アナログレコードには指の腹でカイカンを覚え、レコード・クリーニングに悶絶……などオーディオ・ファイル、アナログ・ファンには共感してもらえることばかりだろう。
書き下ろし短編漫画も5編収録
本書にはイラスト・エッセイの中に短編漫画も5編、挿入されている。
いずれも書き下ろしされたもの。中古レコード店での煩悶。還暦を過ぎたオーディオ小僧がタイムマシンで70年代の自分に会いにいく話(右)など、5編の短編漫画がエッセイの合間に収録されている。
『オーディオ小僧のアナログ放浪記』はアナログ・ファン、オーディオ・ファンなら誰もが共感し楽しめる一冊だろう。
内容の一部
- いよいよ今度こそホントか!? 繰り返される「アナログ・レコードの復活」
- オーディオ小僧が街のレコード店よりネットショップを利用しちゃう四つの理由
- かつての苦行はどこへ!? レコード・クリーニングの昔と今
- このズシリ感が気持ちいい!「重量盤レコード」は指の腹で味わう
- ラヴェルの「ボレロ」には「内周から聴くレコード」が適している
- オーディオ好きの極楽空間「防音室」の意外な落とし穴
- ダマされたと思って「壁コンセント」を替えてみたら…
- 中古レコード店でこれだけは守りたい四つのマナー
- ソニーミュージックの自社生産LPレコードが復活!
- 今や限定盤が当たり前! アナログ・レコードは迷わず買っておくべし
- 聴きそうにないレコードを”箱買い”してしまう病
- あえてデジタル録音のアナログ・レコードを探す
- 僕のオープンリール・ミュージック・テープ・コレクション
- アナログオヤジ隊、東洋化成のアナログプレス工場へ行く!
- アナログオヤジ隊、白河オーディオワークスへ行く! 他
- 【漫画】「疑似中学生買い」のススメ
- 【漫画】配線は一苦労
- 【漫画】オーディオ小僧、過去に行く 他
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