フルトヴェングラー1952年ローマでの《田園・運命・英雄》が初SACD化

クラシック

ローマのフルトヴェングラー《田園・運命・英雄》【SACDハイブリッド】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 、 ローマRAI交響楽団

フルトヴェングラー、1952年1月ローマでの《田園・運命・英雄》の演奏が初のSACDハイブリッド化。オーケストラはローマ・イタリア放送交響楽団。

King InternationalがSACDハイブリッド2枚組で5月20日に発売する。

ミラノ・ディスコス社がローマ・イタリア放送局に残されていた放送用原盤から復刻した音質はスクラッチ・ノイズが少し残っているものの総じて明瞭、良好とのこと。それをキング関口台スタジオでアナログ・マスターテープ(2トラック、38cm/秒速)から丁寧にデジタル・リマスタリング。

録音は1952年1月、フルトヴェングラーがイタリアを楽旅したときの、ローマ・イタリア放送(RAI)用ライヴ。

場所はRAIが録音スタジオとして使用していたRAIオーディトリアム・フォロ・イタリコ。1月10日に「田園」と「運命」、1月19日に「英雄」を収録している。

ライヴは聴衆を入れての収録で、「英雄」の最後にはブラボーなどの大拍手が40秒を超えて収録されているとのこと。

なおSACD層とCD層で収録の仕方が違う。収録時間の長いSACD層は「田園」と「運命」を1枚のディスクに収録するが、CD層では「運命」がディスク2にまたがる収録となる。

巨匠の1952年におけるイタリアでの演奏が聴ける貴重なSACDだ。

収録曲

1. ベートーヴェン:交響曲 第6番「田園」
2. ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」
3. ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」

SACD層
Disc1: 「田園」「運命」
Disc2: 「英雄」

CD層
Disc1: 「田園」全楽章+「運命」第1・2楽章
Disc2: 「運命」第3・4楽章+「英雄」全楽章

【演奏】
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ローマ・イタリア放送交響楽団

【録音】
1952年1月10日(田園、運命)、19日(英雄)
RAIオーディトリアム・フォロ・イタリコ、ローマ
(放送用ライヴ)

ローマのフルトヴェングラー《田園・運命・英雄》【SACDハイブリッド】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 、 ローマRAI交響楽団