レコードコレクターズは増刊でビートルズの1964年日本デビューを振り返る本を出します。
『ビートルズ1964』が5月21日に発売。
2024年は日本でビートルズがデビューしてちょうど60年となります。
日本でのデビューアルバムは『ザ・ビートルズ!』。日本オリジナルの選曲でシングルヒットを含むなかなかの内容でした。本書でも表紙になっています。レココレらしくオデオンの赤盤。
本書ではそんなビートルズ日本上陸を、シングルやアルバムで振り返ったり、当時の日本メディアがどう報じたかなど掘り下げてくれるようです。
貴重なレコードや資料も掲載されるようで、往年のビートルズ・ファンには懐かしの、後からビートルズ・ファンになった方には、当時がわかる貴重な雑誌かと思います。
同時代のマージー・ビートとは何だったのか? アルバム・ガイドもありがたいところ。
ビートルズ1964
<もくじ>
■ Introduction(和久井光司)
■ [対談]60年前、ビートルズがやって来た(藤本国彦×和久井光司)
■ Before 1964
□ ザ・クウォリーメン・インタヴュー〜あれは“つくられた伝説”なんだ。(和久井光司)
□ EMI以前の録音(藤本国彦)
□ The Beatles In Mersey Beat Era 1961-1964(堀口純男)
□ First Impact In Japan(吉川功一)
□ Original Release of Red Age(和久井光司)
■ What Is Mersey Beat?
□ 港町リヴァプールを駆け抜けた“マージー・ビート”の栄枯盛衰(犬伏功)
□ マージー・ビート 重要オリジナル・アルバム選(犬伏功、森山公一、和久井光司)
□ マージー・ビート 重要発掘盤・編集盤選(犬伏功、和久井光司)
□ マージー・ビート 重要シングル選(犬伏功)
□ フィリップス・サウンド・レコーディング・スタジオ(森次郎)
■ Beatles Phenomenon
□ 日本のメディアが報じたビートルズ[1964年編](大村亨)
■ A La Carte 赤の時代 アラカルト
□ マンガ“A Hard Years Night”(梅村昇史)
□ ビートルズ登場前後のアメリカン・ロック(小川真一)
□ 日本の芸能界の形成と、ビートルズ登場(和久井光司)
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