ブルーノートの名盤がSACDシングルレイヤー(SHM仕様)で発売になります。
音源はケヴィン・グレイによる最新リマスターを採用。
その第1弾として7タイトルが11月13日に発売です。
ブルーノート@85 (Remastered by Kevin Gray)
SACD Selection 第1弾
ブルーノート創立85周年を記念して、日本独自企画による「《ブルーノート@85》vol.1 Remastered by Kevin Gray」という企画が進行中で、これまでCD(UHQCD)でリリースされてきましたが、ついにSACDシングルレイヤーでも発売されることになりました。
音源は先ほども書いたようにケヴィン・グレイによる最新リマスター。ケヴィン・グレイがアナログ復刻の際に制作した96kHz/24bitのデジタルソースを利用しており、オリジナル・マスターテープの音を可能な限り再現しているとのこと。
SACDシングルレイヤーならば、さらに究極のアナログサウンドが楽しめそうです。
その第1弾7タイトルが11月13日に発売。第1弾は以下のアーティストのアルバム。
バド・パウエル
デクスター・ゴードン
グラント・グリーン
ホレス・シルヴァー
ジョー・ヘンダーソン
オーネット・コールマン
ウェイン・ショーター
ブルーノートのアルバムは、やはりジャズ・レーベルの中でも唯一無二のラインナップを誇ります。
このシリーズ、今後もSACDでの発売が楽しみですね。
ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol. 1 [SACD[SHM仕様]]
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ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol. 1 [SACD[SHM仕様]]
ブルーノートに記録された偉大なる”ジ・アメイジング~”シリーズ、全5作のうち、最初の2セッション(49年、51年)を収録。”モダン・ジャズ・ピアノの父”バド・パウエルの絶頂期の演奏が聴ける。トリオ演奏は冒頭の「ウン・ポコ・ロコ」3連発が凄い。マックス・ローチが叩き出すラテン・ビートにパウエルが挑みかかる。クインテット演奏では、夭逝の天才ファッツ・ナヴァロと火花を散らす。ソニー・ロリンズ(18歳)の参加も貴重。
<パーソネル> バド・パウエル(p) ファッツ・ナヴァロ(tp) ソニー・ロリンズ(ts) カーリー・ラッセル、トミー・ポッター(b) マックス・ローチ、ロイ・ヘインズ(ds)
★1949年8月9日、1951年5月1日、ニューヨークにて録音※2024年新リマスター音源
ゴー [SACD[SHM仕様]]
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ゴー/デクスター・ゴードン [SACD[SHM仕様]]
長い眠りから覚めたテナーの巨人が渡欧直前に残した、雄大なスケールの傑作。ソニー・クラーク・トリオをバックにした豪放なワンホーン快演集。終生のテーマ・ソングとなった代表曲「チーズ・ケイク」を筆頭に、豪快なアップ・テンポ・ナンバー、詩情豊かなスロー・バラッド、共に文句なしの名演。
<パーソネル> デクスター・ゴードン(ts) ソニー・クラーク(p) ブッチ・ウォーレン(b) ビリー・ヒギンズ(ds)
★1962年8月27日、ニュージャージーにて録音※2021年新リマスター音源
フィーリン・ザ・スピリット [SACD[SHM仕様]]
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フィーリン・ザ・スピリット/グランド・グリーン [SACD[SHM仕様]]
全編トラディショナルな”黒人霊歌”を取り上げたグラント・グリーンの最高傑作。慈しみを持ったスピリチュアルな演奏は見事というしかない。なかでも淡々としたリズムに乗って、多彩なフレーズを繰り出していく「ジェリコの戦い」が素晴らしい。半年前にデビュー作『テイキン・オフ』を吹き込んだハービー・ハンコックも、モダンなセンスで好サポートしている。
<パーソネル> グラント・グリーン(g) ハービー・ハンコック(p) ブッチ・ウォーレン(b) ビリー・ヒギンズ(ds) ガーヴィン・マッソー(per)
★1962年12月21日、ニュージャージーにて録音※2022年新リマスター音源
ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ [SACD[SHM仕様]]
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ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ/ホレス・シルヴァー [SACD[SHM仕様]]
ブルー・ミッチェルとジュニア・クックをフロントに擁した鉄壁クインテットの熱気溢れる傑作。ファンキーなタイトル曲、ソウルフルな「シスター・セイディ」の2大ヒット曲の他、後年ノラ・ジョーンズがカヴァーした叙情的なバラード「ピース」など、才気溢れるオリジナルが素晴らしい。
<パーソネル>
ホレス・シルヴァー(p) ブルー・ミッチェル(tp) ジュニア・クック(ts) ジーン・テイラー(b) ルイス・ヘイズ(ds)
★1959年8月29日、30日、9月13日、ニュージャージーにて録音
ページ・ワン [SACD[SHM仕様]]
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ページ・ワン/ジョー・ヘンダーソン [SACD[SHM仕様]]
新主流派を代表するテナー・サックス奏者ジョー・ヘンダーソンの初リーダー作。この新人の才能を認め、ブルーノートに推挙したのはケニー・ドーハムで、本作にも自作の「ブルー・ボッサ」を提供した。この曲はジャズ・スタンダードとなり、現在も多くのプレイヤーに愛されている。ヘンダーソンが書いた「リコーダ・ミー」も人気。サックスのソロに不思議な浮遊感があり、旋律がいつまでも耳に残る。
<パーソネル> ジョー・ヘンダーソン(ts) ケニー・ドーハム(tp) マッコイ・タイナー(p) ブッチ・ウォーレン(b) ピート・ラロカ(ds)
★1963年6月3日、ニュージャージーにて録音※2021年新リマスター音源
ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol. 1 [SACD[SHM仕様]]
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ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol. 1 [SACD[SHM仕様]]
1950年代末、フリー・ジャズの提唱者オーネット・コールマンはジャズ界に旋風を巻き起こすが、一時引退してしまう。だが数年後に復活して欧州ツアーを実施。これはその頂点となったストックホルムでの実況録音盤で、各国で音楽賞に輝いた傑作。全曲オリジナルで、冒頭から奔放自在に吹きまくる「フェイシズ・アンド・プレイシズ」、奇妙な浮遊感を持つ「ヨーロピアン・エコーズ」など、創造的かつ刺激的な世界が繰り広げられる。
<パーソネル> オーネット・コールマン(as) デヴィッド・アイゼンソン(b) チャールズ・モフェット(ds, glockenspiel)
★1965年12月3日、4日、ストックホルム、ゴールデン・サークルにてライヴ録音※2021年新リマスター音源
スピーク・ノー・イーヴル [SACD[SHM仕様]]
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スピーク・ノー・イーヴル [SACD[SHM仕様]]
1964年ブルーノート3部作の最後を飾る、マイルス・デイヴィス~ジョン・コルトレーン周辺の若き才能が結集した60年代新主流派を代表する大傑作。タイトル曲や「ウィッチ・ハント」など、西洋の伝説や黒魔術をテーマにしたミステリアスなオリジナル曲を題材に、独特のショーター・ワールドが満開。
<パーソネル> ウェイン・ショーター(ts) フレディ・ハバード(tp) ハービー・ハンコック(p) ロン・カーター(b) エルヴィン・ジョーンズ(ds)
★1964年12月24日、ニュージャージーにて録音※2021年新リマスター音源