
この情報は読者の吉田さんからいただきました。ありがとうございました。
ニューヨークのシンガー・ソングライターとして人気を博したローラ・ニーロ(Laura Nyro)の名作『イーライと13番目の懺悔』がソニー・ミュージックの〈SACDマルチ・ハイブリッド・エディション〉で発売になります。
マルチチャンネル層には4チャンネル(Quadraphonic)音源を収録。そしてこのシリーズの特徴でもある7インチ紙ジャケット。
商品写真を見るとソニーのLPレコードの特徴だったキャップや、シングル「ストーンド・ソウル・ビクニック」のシングルジャケットなど特典も付いているようです。
ファンには嬉しいことにCD層にはボーナス・トラックも収録。

7インチ紙ジャケット。SACDには貴重な4ch音源を収録
ローラ・ニーロの才能が溢れた人気作
『イーライと13番目の懺悔』はローラ・ニーロ(1997年に死去)が1968年に発表したセカンド・アルバム。
収録曲のフィフス・ディメンションのカヴァーがヒットした「スウィート・ブラインドネス」「ストーンド・ソウル・ピクニック」や、スリー・ドッグ・ナイトが取り上げた「イーライがやって来る」など、ソングライターとして彼女の才能が溢れています。
加えてローラ・ニーロのヴォーカルも魅力的で、弾けるようなガールズ・ポップスのようでありながらソウル・フル。エモーションに溢れた歌声で、曲と歌声が一体となって、このアルバムの楽曲は何度も聴きたくなることでしょう。ちょうどキャロル・キングのアルバムを楽しむように。
演奏、編曲もひねりが効いていて飽きがきません。4チャンネルでこのサウンドに浸りたいものです。
この『イーライと13番目の懺悔』は数年前にAudio FidelityというレーベルからSACDハイブリッド(4ch収録)で発売になりましたが、今は入手困難です。
ただAudio Fidelity盤はプラケースに箱ケースという普通のパッケージでしたので、今回の〈SACDマルチ・ハイブリッド・エディション〉の7インチ紙ジャケットはコレクションとして、またディスクを取り出すときの楽しみも大きいと思います。
イーライと13番目の懺悔 SACDマルチ・ハイブリッド・エディション
イーライと13番目の懺悔/ローラ・ニーロ SACDマルチ・ハイブリッド・エディション
《収録内容》
01. ラッキー
02. ルー
03. スウィート・ブラインドネス
04. ポヴァティ・トレイン
05. ロンリー・ウィメン
06. イーライがやって来る
07. タイマー
08. ストーンド・ソウル・ピクニック
09. エミー
10. ウーマンズ・ブルース
11. ファーマー・ジョー
12. ディセンバーズ・ブードア
13. 懺悔
14. ルー(デモ) *
15. ストーンド・ソウル・ピクニック(デモ) *
16. エミー(デモ) *
*ボーナス・トラック
ニューヨークが生んだ女性シンガー・ソングライターとして愛されたローラ・ニーロが1968年に発表したセカンド・アルバム。フィフス・ディメンションがカヴァーしてヒットさせた「スウィート・ブラインドネス」「ストーンド・ソウル・ピクニック」やスリー・ドッグ・ナイトが取り上げた「イーライがやって来る」などソングライターとしての魅力溢れる楽曲が並ぶ。デビュー間もなく開花した作家としての才能に加え、エモーショナルな歌声が深く心に染み入る傑作に仕上がった。その感情の起伏の激しいソウルフルなヴォーカルが強烈に個性を発揮。デビュー作では参加する事が叶わなかった、チャーリー・カレロがローラとの共同プロデューサーに就き、主にジャズ系ミュージシャンをバックに配しているが、殆どのピアノはローラ・ニーロが弾いている。今回リリースするSACDマルチ・ハイブリッド・エディションはSACD層に4チェンネル音源を収録。このフォーマットでの日本盤は初発売となる。また、7インチ仕様での発売も初となる。