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【LSO Live】ラトル&ロンドン響『ヤナーチェク: 歌劇《イェヌーファ》(全3幕)』SACDハイブリッドが5月に発売

クラシック

LSO Liveからサイモン・ラトル&ロンドン交響楽団のSACDハイブリッド『ヤナーチェク: 歌劇《イェヌーファ》(全3幕)』がリリースされます。

SACDハイブリッド2枚組。輸入盤が5月上旬発売。

収録は20241月11&14日、ロンドンのバービカン・ホール。

SACD層にはマルチチャンネル(サラウンド)も収録。

本作はラトル&LSOによる『利口な女狐の物語』(タワーレコード)『カーチャ・カバノヴァー』(タワーレコード)に続くヤナーチェク・オペラ・シリーズ第3弾です。

ヤナーチェク: 歌劇《イェヌーファ》(全3幕)


サイモン・ラトル 、ロンドン交響楽団 、アグネタ・アイヒェンホルツ 、キャロル・ウィルソン

商品の紹介

ラトル&LSOのヤナーチェク・オペラ第3弾
注目のキャストが集結
ラトルが抜群のリズムでLSOから最大出力を引き出した
人間の苦悩と救済を描く《イェヌーファ》

名誉指揮者サー・サイモン・ラトルとLSOによる《イェヌーファ》の登場。《利口な女狐の物語》(LSO-0850/2020年)、《カーチャ・カバノヴァー》(LSO-0889/2024年)に続くヤナーチェク・オペラ・シリーズ第3弾です。

ヤナーチェクにとって3作目のオペラ《イェヌーファ》は1894年に作曲を開始、一時中断して膨大な量のモラヴィア民謡のコレクションの作業にあたります。さらに自身の娘オルガの死の病が発覚、彼女はヤナーチェクが取り掛かっているオペラに強い興味を示します。ヤナーチェクはこのイェヌーファの苦しみに自身の娘の苦しみも投影させたかもしれません。娘は上演を見届けずに亡くなり、イェヌーファのスコアには娘の思い出に、という献辞が記されています。初演は1904年1月に行われました。

熱烈で壮大なオペラ《イェヌーファ》は、息苦しい小さな町での女性の限られた選択を描きます。従兄弟のシュテヴァの子を未婚のまま妊娠し秘密裏に出産した主人公イェヌーファ。子の父であるシュテヴァに結婚を拒否され、イェヌーファの継母であるコステルニチカに赤ん坊を殺められるという悲劇、最終的にはイェヌーファに思いを寄せるラツァと人生を歩むことを決意する、というストーリーです。ヤナーチェクは長年、登場人物の苦境について考え続け、彼が最終的に完成させたオペラは、日常生活の中で繰り広げられる、人間の苦悩と救済についての物語となっています。

ヤナーチェクは《イェヌーファ》において、登場人物のキャラクターを、その歌う音楽によって明確に区別しています。歌詞は会話調となっており、ヤナーチェクは自然な抑揚を活かした旋律をつけつつ、主人公イェヌーファは抒情性、逆にコステルニチカには棘のある好戦性をもつ音楽づくりで、そのキャラクターの違いが際立つように設計されています。また、オーケストラの書法も物語を盛り上げています。さらに、ドラマ展開にあわせたテンポの設定も緊張感や激しさを盛り上げます。イェヌーファを歌うアグネタ・アイヒェンホルツの傷つきやすい若い女性の悲痛な描写や、カタリーナ・カルネウスの痛々しいほど力強いコステルニチカなど、注目すべきキャストが集結しました。人間の感情がむき出しに描かれている素晴らしい音楽を、ラトルが抜群のリズムをもって、LSOの各パートから最大出力のパワーを引き出しています。
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