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ARTHUR GRUMIAUX Pentatone(ペンタトーン)は、もとPhilipsにいた人たちで作ったレーベルだとか。カバーは、たすき掛けのデザインが基本。 たすき掛け部分がグレーのSACDは、旧音源をSACD化したもの(このSACDのように、当時の4チャンネルも多く含まれる)。 たすき掛け部分がクリームのSACDは、最新のDSDレコーディングのものである。 グリュミオーのPentatoneSACD
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SACDで蘇るグリュミオー、70年代の録音 有名なヴァイオリニスト、アルテュール・グリュミオーの、ベートーヴェンとブルッフのヴァイオリン協奏曲です。 グリュミオーは20世紀を代表するヴァイオリニストですが、僕はマリナー指揮の『バッハ:ヴァイオリン協奏曲集』のレコードでしか聴いたことがなく、それを聴いたときは、「中庸で聴きやすい」というイメージでした。 さて、このSACDもそんな「中庸なグリュミオー」かな、と思いきや、ちょっとちがう感想をもちました。聴きやすいのは確かにそうだけれども、それだけではなく、ほんとうに「大家みたいな演奏だ」と。 マルチチャンネルには4チャンネル録音を収録 マルチチャンネルでは、オリジナルの4チャンネル録音が聴ける。4チャンネル録音といっても、ほとんどステレオみたいに鳴っているのですが、かすかなリアの響きが、音を豊かにしていると思います。 ![]() |