
Weber:
Clarinet concertos & Quintet

録音 2005年
輸入盤、BIS
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角の丸いプラケース。ブックレットには英語、ドイツ語、あとひとつ何語だろう?、のライナー。
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ウェーバーのクラリネット曲を集めて
本作は、初期ロマン派の作曲家ウェーバーのクラリネット協奏曲他を収録したSACDです。
ウェーバーもモーツァルトやブラームスと同じく、特定のクラリネット奏者(ミュンヘンのベールマン)のために曲を書いたようです。
収録されているのはクラリネット協奏曲第1番と第2番。それから小協奏曲(コンチェルティーノ)、そしてクラリネット五重奏曲を収録。
クラリネット五重奏曲は、室内楽のそれではなく、指揮者のカントロフがオーケストラ用にアレンジしたものですので、これも協奏曲風の雰囲気があります。
ウェーバーはあまりくわしくありませんが、サポートするオーケストラの音楽はちょっとオペラ風なニュアンスがするところもありました。
SACDマルチチャンネルはホールトーンで
SACDマルチチャンネルで聴きました。録音はフィンランドのタピオラ・コンサート・ホール。
ホールトーンが豊かに鳴るサラウンド空間です。
丁度ジャケット写真(これが同ホールかは分かりませんが)のように、ホールでクラリネットのソロ、タピオラ・シンフォニエッタの響きを聴いている感じです。
ブックレットの最後のページには、「我々のサラウンドはコンサートの現場を忠実に再生するナチュラル・サラウンドである……」(SACDラボ訳)とクレジットがあるとおりの音でした。サブ・ウィーファーなしの5.0chサラウンドです。
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クラリネットのSACD
 2010.10.30
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