![]() シューベルト:歌曲集 |
パッケージ 収録曲
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若きフィッシャー=ディスカウの、4枚組シューベルト歌曲集 2012年、EMIからリリースされたSACDハイブリッド盤の、価格と内容は満足するものばかりでしたが、本作が「感激度」ではシリーズ中、最高でした。 実はこのセットは最初、買うつもりはありませんでした。 シューベルトのメロディ・ラインがクッキリと浮き彫りになるそれまでシューベルトの歌曲って、バリトンの声質と、感情過多のためモコモコとして、難解に思っていましたが、当時30代の、溌剌としたディースカウの声では、メロディがクッキリと浮き彫りになり、頭に入ってきます。 シューベルトの書いた、ピアノ伴奏の妙がわかる メロディがハッキリした結果、ピアノ伴奏が何をやっているかも、ハッキリします。 ポップスのような感覚で聴ける その結果、シューベルトの歌曲が、大げさに言えば、まるでポップスのように、頭に入ってくるのでした。 ナマナマしい声に驚き 音質も、古めの55年録音では、ピアノが後ろに引っ込んで、物足りないですが、声がとてもナマナマしいのでビックリします。 このSACDがなければ、クラシック・ファンとは言いながら、シューベルトの歌曲の良さを、一生知らずに過ごしたかもしれません。シューベルトの歌曲を見直すことができたSACDでした。 EMI Signature Collection
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