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SACDhybrid マリーナ・ショウ
ライヴ・イン・トーキョー

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Hybrid Stereo/Multi-ch DSD Recording

国内盤、Eighty-Eight's

普通のプラケースにブックレット

マリーナ・ショウの東京でのDSDライヴ録音

 本作は、大御所マリーナ・ショウが、2002年6月、東京BFlatでおこなったライヴ録音。もちろんDSDレコーディング、マルチチャンネル収録です。
 ステレオでも高音質ですが、マルチチャンネルで聴くとライヴ感は抜群です。
 本当に小さなクラブにいる感じ。聴衆の拍手や声援が周りから聞え、前方にレギュラー・バンドが浮かびます。よく聴くと拍手にも遠近感あるようです。
 ヴォーカルはセンタースピーカー中心にあらわれます。どちらかというと乾いた音。それだけに余計な音響操作を感じず、ヴォーカルが生々しくせまってくるわけですね。

臨場感の中に切れ味の良いジャズサウンド

 加えて会場の臨場感も抜群です。
 よく「SACDステレオでは楽器音の切れ味を、SACDマルチでは臨場感を」と聞きますが、このディスクのように良くできたマルチチャンネルでは当てはまりません。「臨場感の中に切れ味の言い音が存在する」のがわかります。
  ハイブリッド盤ですので、SACD未体験の方も、CD→SACDステレオ→SACDマルチとグレードアップにそなえて持っていていい1枚と思います。グレードアップのたびに「おおっ!」と唸ること請け合いです。
 収録曲にはかつてマリーナが在籍したベイシー楽団の名曲「コーナー・ポケット」に歌詞をつけた曲も歌われます。
これなど、コンボ演奏なのにビッグバンドの雰囲気そのもの。マリーナの歌声もビッグバンド調になって盛り上がります。 
あと光沢の美しい見開き紙ジャケです。

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2008.11.6