
COUNT BASIE ORCHESTRA
BASIE IS BACK
▶Tower Records
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2005年10月28日
仙台、電力ホールでのライヴ録音
ジャケットは綺麗な見開きのコーティング紙ジャケ。写真はカウント・ベイシー、その人だが、すでに他界しているので、このライヴではビル・ヒューズが指揮をしている。
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カウント・ベイシー楽団のゴージャスでノリノリのライヴ
高音質なSACDをリリースしているEighty-Eight'sレーベルから新しいアルバムは、カウント・ベイシー・オーケストラの来日公演ライヴ。
ベイシーはすでに他界しているので、最古参のビル・ヒューズが指揮をしての演奏。2005年10月、仙台の電力ホール。DSD24チャンネルを始めて使った最新録音です。
1曲目の名曲「コーナー・ポケット」が流れるや、いやあ、眠っていた血が騒ぎ出しました。
ノリノリのサックス・セクション。咆哮するブラス。ちぎれそうなペットのハイトーン。うー、聴かせるぜ。
この演奏を聴いていると、モードだ、フリーだ、とは言っても、ジャズの楽しさは極上のスウィングにはかないませんねえ(と思ったりするのです)。
そしてビッグ・バンドのアレンジってカッコいいなあ、とあらためて実感もしました。
でも、なんといっても「スゲェ!」と思ったのが、ドラムのブッチ・マイルス。
派手というか、豪快というか、彼のドラミングが、ビッグ・バンド・ジャズをとびっきりゴージャス、かつノリノリなものにしてくれています。
観客の熱気もなかなかのもので、仙台はカウント・ベイシーにゆかりの地でもあるので、熱気があり、楽員にもそれが伝わって、録音のときは、東京公演よりもすごい演奏だったとか。
むずかしいことをいわずに聴ける、そしてノレる、とびきり高音質のジャズとして、かなりオススメですね。
もちろんマルチチャンネルも収録。2chでもマルチでもお好みで、どちらも良い音であります。

▶Tower Records
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2006.5.30
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