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ジョン・レノン
イマジン Blu-ray Audio


John Lennon
Imagine

Amazon

Blu-ray Audio
輸入盤
ユニバーサル(Appleマークあり)

音源(各2ch 24bit/96kHz)
・PCM
・DTS-HD Master Audio
・Dolby True HD

・24bit/96kHzというスペックはメニュー画面に表示されています。
・ボーナストラックはなし
・映像もなし
・MP3のダウンロード・パスワード・カードが入っています

ジョン・レノン初の高音質盤、『イマジン』がBlu-ray Audioで登場

 ジョン・レノンの『イマジン』がBlu-ray Audioで登場しました。ジョン・レノンでは初の高音質盤です。もとになったのは2010年のリマスター音源。
 Blu-ray Audioには、例によって「PCM」「DTS-HD Master Audio」「Dolby True HD」の3つの音源が収録されています。
 いずれも24bit/96kHzで2chのみ。発売時リリースされていた、4chレコードの音源は収録されていないのは残念です。


パッケージを開いたところ。写真では見えないが、表紙の裏にも白いピアノを弾くジョンの写真が印刷されている。

アナログ・レコードの音世界は伝承しながらも、筋肉質な音に

『イマジン』の音というと、僕はどうしても70年代のアナログ・レコードの音世界に愛着がありますが、Blu-ray Audioでもその雰囲気は伝承されていると思いました。
 その上でBlu-ray Audioでは、アナログ・レコードよりも肉付きのある音になっております。

 もっとも『イマジン』独特の音ですから、さすがに「太くなった」とまでは言い切りませんが、「筋肉質なハリのある音」になったことは間違いないでしょう。アナログ・レコードでは不満だった「やや、かすれた感」がなくなったので、とても満足しています。

 Blu-ray Audioで、オーディオ的にベストの「オー・マイ・ラヴ」

 『イマジン』のオリジナル録音は、オーディオ的には褒められたものではありませんが、曲ごとに独特の雰囲気があって、アナログでは、コレもアリと聴いていました。

 それがBlu-ray Audioでは、オーディオ的にベスト・トラックが感じられます。まずは「オー・マイ・ラブ」。最初のギターから暖かみのある音。ジョンのヴォーカル、ピアノも、他の曲よりも解像度があり、これはいい雰囲気です。

 あと「ハウ?」「オー・ヨーコ!」も、いわゆるオーディオ的に「いい音」で聴けます。
 そういえば「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?」も、ドラムやバッキングが、厚みと弾力のある音で、聴き惚れてしまいます。昔は、この曲になると辛かったのになあ(笑)。


Blu-ray Audioにしては充実?のブックレット。1枚ものながら、歌詞、ジョンのイラスト、写真など豊富です。上野写真では左右をカットしてありますが、全開すると、もう少し長いです。裏もあります。上の黒いカードに、MP3のダウンロードパスワード。

 ということで『イマジン』のBlu-ray Audioは、僕にとってアナログ・レコードに替わって聴けるソフトになりえたので、満足しています。
  最後に収録音源について書いてレビューを終わろうと思います。

3つの音源を聴きくらべてみたけれど

 ディスクをブルーレイ・レコーダーDIGAに入れると「PCM」が自動で再生されました。
 メニュー画面は静止画で、あの白いピアノを弾くジョンの白黒写真。
 再生中も、メニュー画面から、曲を中断することなく音源を替えることができます(数秒のブランクタイムはあり)

 「DTS-HD Master Audio」は「PCM」より、やや、厚くマロヤカな音という印象。でも「PCM」との差は微小だと思います。
 「Dolby True HD」は明らかに他の2つと違って、音量が大きくなります。音質も硬め傾向に思います。CDの音ようなエッジを求める人にはいいかもしれません。

B00GXQEIGC
John Lennon/Imagine

2014.1.8