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ディープ・パープル
Made In Japan Blu-ray Audio


Deep Purple
Made In Japan

Amazon

Hybrid
輸入盤
ブルーレイ・オーディオ・ディスク

収録ヴァージョン

2013 Remix [Kevin Shirley Mix] (オリジナル・アナログ・マルチトラックからの新ミックス&マスター)
1972 Mix [Martin Pullen Mix] (オリジナル・アナログ・ステレオ・マスターのリマスター)

収録音源

2.0 PCM (24bit/96kHz)
2.0 DTS-HD Masteter Audio (24bit/96kHz)
2.0 Dolby TrueHD (24bit/96kHz)

ハイレゾ ダウンロード・カード

Kevin Shirley Mix
Martin Pullen Mix

2014年6月11日の時点では、上の2ファイルが、24bit/96kHz のWAVファイルでダウンロードできる。ダウンロードにかかった時間はSACDラボの環境で、1ファイル3時間くらい。

ブックレットほか

ブックレットにはライナーと写真。
Blu-ray Audioに映像はなし。

日本の誇り、名作ライヴの高音質化

 ディープ・パープルの名作『Made In Japan』の2013年リマスター盤が、高音質のBlu-ray Audioでリリースされました。
 収録されているのは、オリジナル・アナログ・マルチトラックからの「2013年新ミックス」と、オリジナル・アナログ・マスターをリマスターした「1972年ミックス」。


パッケージにはブックレットとハイレゾ・ダウンロードカードが入っている

音が光沢を増したようなクッキリ「2013年新ミックス」

 音質はどちらも素晴らしいですが、個人的には「2013年新ミックス」のほうが好きです。

 「2013年新ミックス」は4人の楽器&ヴォーカルの解像度が上がり、輪郭がクッキリとしています。
 それは特にドラムとヴォーカルで顕著に思いました。クッキリしたことで、シンバルの“シャンシャン♪”や、スネアの“ダンダン♪”という音が、光沢を増したかのように聴こえます。

 ヴォーカルも同様です。バンド音のなかに埋没していたものが、クッキリと分かれて存在してきます。
 これって、ジャケット写真を見ているからではないですけど、ステージにある音が、ライトアップされた感じなのです。

極上のアナログ風な「1972年ミックス」

 一方リマスターがほどこされた「1972年ミックス」は、“アナログ風”なやわらかさ、だと思います。
 この“アナログ風”も大好きです。すっごくいい状態、極上のレコードを聴いている感じ。

 こちらは、ライトにたとえるなら、やや照明を落としたステージといいましょうか、バンドの一体感を感じるトータルな音場です。
 LPに思い入れがある人は、昔を思い出しながら聴けるのが「1972年ミックス」だと思います。

 それでも、ドラムとヴォーカルが、ギターとオルガンと同等にキウ立つ「2013年新ミックス」のほうが、やっぱり好きです。

収録スペックは24bit/96kHzで3つの音源

 感想のあとにデータ的なことを記述します。
 Blu-ray Audioに収録されている音源は以下の3つ。レビューの試聴は「2.0 PCM」で聴きました。これも好みで聴きましょう。

・2.0 PCM (24bit/96kHz)
・2.0 DTS-HD Masteter Audio (24bit/96kHz)
・2.0 Dolby TrueHD (24bit/96kHz)

スクリーン表記の不可思議なところ

 スクリーンには新2013年ミックスのところに「OSAKA 16th AUGUST」と書いてあり、新ミックスの全曲が大阪公演のように思ってしまいますが、これは間違いと思います。
 じっさい問題となるのは東京公演の「The Mule」と「Lazy」の2曲となるわけですが、ためしに「The Mule」のトラック4とトラック11を聴きくらべても、演奏は同じとしか思えませんでした。

 パッケージにはどちらのミックスも、東京公演を含むオリジナルどおりのクレジットがあるので、パッケージが正しく、スクリーン上の「OSAKA 16th AUGUST」の文字は間違いと思います。

B00IMRJHIO
ディープ・パープル, Deep Purple/Made in Japan

2014.6.11