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キャノンボールボール・アダレイ 
Salle Pleyel: Nov.25th 1960: Olympia: Apr.15th 1961

Hybrid Stereo/Multi-ch
輸入盤

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キャノンボールのフランスでのライヴ盤

 このSACDはキャノンボール・アダレイ(アルト・サックス)のフランスでのライヴ盤です。録音は60年と61年。メンバーはコルネットにナット・アダレイ、ベースにサム・ジョーンズ、ピアノにビクター・フィルドマン、ドラムにルイス・へインズ。
 Salle pieyel(60年)での演奏が最初に4曲、Olympia(61年)での演奏が、そのあと3曲収録されている。Olympiaでは、それぞれの曲前にMCがある。
 モノラル音源ですが、演奏の熱気はなかなかです。
 特に冒頭「Jaannine」は、マイルス・デイビスの「マイルストーンズ」みたいに、キャッチーなリフとファンキーさがカッコいい! キャノンボール・アダレイの「豪快な吹きまくり」のファンにはたまらないと思います。
 全体にアップテンポで、バップの醍醐味が味わえますが、「Serenity」はピアノをメインにした、綺麗な曲でした。

モノラルをマルチチャンネルでも収録?

 モノラルながら、4.0chマルチチャンネルも収録している。
 もちろんマルチでもモノラルなのだが、リアにアンビエント音を出すことで、音自体をリスニングルームに広がる感じにしている。言い換えると、“部屋の響き”が良くなったイメージか。
 しかし、さすがにSACDステレオ(モノラル)の音と比べると、人工的な感じがしなくもない。
SACDステレオでは、ガツンとくる音源そのままの音。このほうがやはり好みだ。音の厚みもこちらのがあるし。そこはやはり、最新録音のマルチチャンネルとはちがいますねえ。

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キャノンボール・アダレイのSACD
Know What I Mean
ビル・エヴァンスとの共演盤
Things Are Getting Better
ミルト・ジャクソンとの共演盤
Cannonball Adderley Quintet in San Francisco
2008.11.7