
Herbie Hancock
Maiden Voiger
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▶ Tower Records

録音1965年
国内盤 ハピネット
収録音源(ステレオ)
・PCM 96Khz/24bit
・PCM 192Khz/24bit
メンバー
ハービー・ハンコック(p)
フレディ・ハバード(tp)
ジョージ・コールマン(ts)
ロン・カーター(b)
トニー・ウィリアムス(ds)
収録曲
・処女航海
・ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン
・リトル・ワン
・サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィテスト
・ドルフィン・ダンス
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名作「処女航海」のBlu-ray Audio
本作はハービー・ハンコックの名作『処女航海』のBlu-ray Audioです。PCMで「96kHz/24bit」と「192kHz/24bit」の2種類を収録。スタート画面では最初「96kHz」が選択されています。「192kHz」を選ぶにはリモコンで変更する必要があります。
SACDラボはスクリーンをオフにしても「192kHz」にできるように、ボタン操作を覚えておくようにしました。
スタート画面自体をスマートフォンで撮っておいてもいいですね。「96kHz」でかまわない方は、ディスクを入れて普通にプレイすれば再生されます。
 
パッケージはブルーレイの標準的なもの
PCM 192kHzで堪能する清涼な音
さっそく192kHzで聴いてみました。
伸びやかでクリアな音が出てきます。海をテーマにしたアルバムにふさわしい清涼さのある音。ある意味でPCMらしい音ですが、その爽やかな音質が、冷たさを感じさせません。
特に左スピーカーのトランペットと右スピーカーのサックス、そして右側に位置するドラム。この3パートが綺麗に、粒立ちのいい音で鳴り響き、聴いていてキモチがいいです。
もちろんハービーのピアノもやわらかい音で鳴ります。これらのパートに比べると、ベースは、のど元にささるまで厚い音ではありません。使用しているスピーカーがB&W804であるからかもしれません。これがマッキントッシュとJBLなら違うかも。
でも、もともとの録音がこんな感じなのかもしれません。
いずれにしても“このベース音ならではの全体の清涼感”と、SACDラボは考えましたので、Blu-ray Audioの音でバッチリ『処女航海』を堪能しております。

左のブックレットはペラの見開き、2009年発売のCDのライナーを転載
1965年発表とは思えない音楽
それにしても、やはりこのアルバムはいいですねえ。
1曲目の「処女航海」から始まり、最後の「ドルフィン・ダンス」まで、ハービー・ハンコックのセンスが光ります。
トンがるところはトンがっているにもかかわらず、実にキャッチーで親しみやすい。
今更ながら、これが1965年発表とは思えないモダンさ。Blu-ray Audioの鮮明な音で聴くと、なおさらその思いを強くするのでした。

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 2016.2.23
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