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AC/DC ライヴ・アット・リヴァー・プレイト


AC/DC
LIVE AT RIVER PLATE

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2009年12月2日、4日、6日、アルゼンチン・ブエノスアイレス RIVER PLATE STUDIUM

音声
・LPCM stereo
・LPCM 5.1
・Dolby 5.1

特典映像
・コンサート開始までを追ったドキュメンタリー。スタッフが出演。最後のほうでメンバーも少しだけ出演。日本語字幕はなし(本編も)。
・コンサート冒頭、ステージに流れるオープニング・アニメーション。

収録曲
およそ2時間20分ほど。
あえて邦題で書くと「暴走/列車」に始まり、「地獄は楽しい所だぜ」「 バック・イン・ブラック」 「サンダーストラック」 と続き、ラスト「悪魔の招待状」(ステージうしろに大砲付き)まで19曲を演奏。

BLACK ICE ワールド・ツアーから、アルゼンチンでのライヴ

 オーストラリアのロックバンド、AC/DCの、2009年12月、アルゼンチンはブエノスアイレスでのライヴです。
 32台のカメラで撮影されたという画質は、フィルム風のパサッとした画面です。
 サラウンドの音質は、ブルーレイに一般的なHD-Master Audioではなく「LPCM 5.1」というもの。2ch Stereoも「LPCM」です。

アンガス・ヤングのギターは麻薬的、どこを切っても“ノリが金太郎飴”ライヴ

 AC/DCは、非常にノリのいいロック・バンドであります。
 コンサートがはじまるや、スタジアムの大観衆が、その名のとおり「興奮のルツボ!」と化します。そのすさまじい熱気を観ただけで、こちらもタジタジ。

 でも、それも分かるというもの。
 なにせAC/DCですから。
 AC/DCのライヴは、どこを切っても“ノリが金太郎飴ライヴ”であることは間違いありません。

 AC/DCはハード・ロックバンドというククリですが、それは一面だけだと思います。
 このバンドの本質は、「ノリが最高の、ロックンロール・バンド」ではないでしょうか。
 とにかくリード・ギターの、アンガス・ヤングがカッコいい!
 アンガスの紡ぎ出すリフと、ソロは麻薬的です。


ブックレットの写真。トレード・マークのスクール姿のアンガス・ヤング。途中からは上半身裸になり、長時間のソロ・パフォーマンスも披露する。歳を感じさせないギター・ヒーロー。

ブルーレイの音質

 サラウンドのLPCM 5.1で聴きました。
 アルゼンチンの大観衆が、綺麗に360度サラウンドで、リスナーを囲みます。
 アンガス・ヤングのリード・ギターは、リスナーの右前方から右方向にかけて大きな音像。雄大です。

 たいする左側に、兄のマルコム・ヤングの職人的リズム・ギター。
 アンガスのノリまくるリード・ギターと、ときに溶け込むように、ときに対となるようなバランス。
 株取引屋のようなブライアン・ジョンソンのヴォーカルは、伸びがかける声ながらも、ムードは良好。
 そしてドラムが重くドライヴ。

何度でも観れるライヴ。疲れたときには最高

 こういうバンドの音ですから、ハイファイ・オーディオ的な感想を持ちにくいのですが、LPCM 5.1では、重厚で深みのあるギター・バンド・サウンドが聴けると思います。
 とにかく音楽のノリがいいから、すべて忘れてしまいます。
 個人的にはストーンズやツェッペリンのライヴより、観る回数は多いブルーレイになるでしょう。とくに疲れたときに観るには最高です。  

B004QPOVE6
Ac、Dc/Live at River Plate [Blu-ray] [Import] (2011)

 

2013.2.25