ロッキー・ホラー・ショー 製作35周年記念 (完全版)
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20世紀フォックス
【2,500セット限定生産】
Amazon
・USバージョン、UKバージョン
(DVDバージョン)の2バージョンを収録。
・日本語吹替版初収録。
・7.1chDTS-HDマスターオーディオ(ロスレス)サウンド。
・写真家ミック・ロックによる豪華フォト・ブック封入
・その他 NG集など

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何度も観て、聴いてしまう“キング・オブ・カルト”ムービー
1975年に公開された『ロッキー・ホラー・ショー』は、いまだにファンの多い“カルト・ムービー”です。それがブルーレイになりました。発売を前に国内プルーフ盤を視聴したのでレビューをお届けします。
物語は二人のカップルが、人造人間を造るフランクン・フルター博士の城に迷い込んでいった、ホーラー・コメディともいえるミュージカル。
バイセクシャルのフランクン・フルター博士の第一印象はショッキングですが(笑)、この映画は、まるで黒澤映画のように何度も観てしまいます。観れば観るほど、細かい部分や登場人物のキャラクター、俳優の演技が面白い。
楽曲も素晴らしい。メロディ、ノリは最高だ。“キング・オブ・カルト”と呼ばれている映画ですが、キワものがウリではありません。クオリティは“極上”。いまだ色褪せない傑作だと思います。
ブルーレイで音、映像とも究極の“ロック・ミュージカル”に
ブルーレイの映像は、ほとんどのシーンで、きめ細やかな画像になっています。ヒロイン、ジャネットの恐怖にひきつる顔の大写しも綺麗だし、ジャネットが人造人間ロッキーを甘く誘うシーンもクリアな映像で満足。
音楽は〈7.1chDTS-HDマスターオーディオ〉。圧縮なしのリニアPCM音源。ロックン・ロールが芯のある音で鳴り響きます。「タイム・ワープ」では、ブラスが厚い音でサラウンドとなる。
フランクン・フルター博士が登場する衝撃のシーンも(笑)、迫力満点。音に充実感があります。
ブルーレイ化された意義は大きい。ロス・レス音源になったことで、“最高のロック・ミュージカルにふさわしいサウンド”を手に入れたと言えるでしょう。
特典もいろいろ
特典はいろいろありますが、その中にファンが同じ服装をして、舞台で、映画にあわせて芝居をする映像がついています(そのオーディオション風景も収録)。
芝居は映画とピッタリシンクロさせるから、本編を上映しながら小画面で見る事ができます。(映像を入れ替えることも可能)。これが意外と面白く、ずっと観てしまいます。
あと実際の映画館で、ファンがやるように、本編を見ながら、絵のお菓子を放り投げたり、音を鳴らせたりできる「小道具」もあリます。これが実際やってみると面白い(音を出すのが気に入りました)。好きなシーンで茶々を入れちゃいましょう。
あと音楽シーンで、歌声だけ抜いた“映像カラオケ”もあります。
→20世紀フォックス「ロッキー・ホラー・ショー」のページ(告知動画あり)
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 2010.9.17
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