Paul McCartney
PURE McCartney
[12 inch Analog]
▶Amazon
▶Tower Records
輸入盤、
180g重量盤レコード4枚組
MPEGダウンロードカード付き
LP1 SideA
1 Maybe I’m Amazed
2 Heart Of The Country
3 Jet
4 Warm And Beautiful
5 Listen To What The Man Said
6 Dear Boy
LP1 SideB
1 Silly Love Songs
2 The Song We Were Singing
3 Uncle Albert / Admiral Halsey
4 Another Day
5 New
LP2 SideA
1 Mull Of Kintyre
2 Sing The Changes
3 Jenny Wren
4 Mrs Vandebilt
5 Save Us
LP2 SideB
1 Let 'Em In
2 Let Me Roll It
3 Ebony And Ivory
4 Nineteen Hundred and Eighty Five
LP3 SideA
1 Band on the Run
2 Arrow Through Me
3 My Love
4 Live And Let Die
5 Too Much Rain
LP3 SideB
1 Say Say Say - Radio Edit / 2015 Remix
2 My Valentine
3 Goodnight Tonight
4 The World Tonight
5 Pipes Of Peace
LP4 SideA
1 Dance Tonight
2 Here Today
3 Wanderlust
4 Great Day
5 Coming Up
6 No More Lonely Nights -Single Version
LP4 SideB
1 Too Many People
2 Only Mama Knows
3 With A Little Luck - DJ Edit
4 Hope For The Future
5 Junk
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ポールの15年ぶりのベスト盤
2016年に発売になったポール・マッカートニーのベスト盤をアナログ・レコードで買いました。180グラム重量盤で4枚組。
ポールのベスト盤と聞いて最初「またか」と思いましたが、2001年の『夢の翼~ヒッツ&ヒストリー~』以来のベスト盤ということで、実に15年ぶりであります。
15年といったら、ひとりのアーティストがデビューし、全盛期を迎えて、その活動を終えるのに十二分な期間です。
それほどの空白が前のベスト盤のあとにあったのですから、ポールが新しいベスト盤を出すのも当然かと思います。
ブックレットもLPサイズ。収録写真は白黒でこんな感じ。このページでは知った写真が多いけれど、他のページでは珍しいものもあります。
ポールの曲を、新旧混合で楽しむベスト盤
ということでSACDラボとしては、このベスト盤は「70年代、80年代でも知らなかった曲」「2001年以降の新曲」を楽しみに買ったのでした。
特に2001年以降のポールは、確かに70年代や80年代と比べると名曲はないですが、逆にそれらが新鮮なのです。
ポールのライヴでは最新曲が流れると「休憩タイム」になりますが(笑)、このベスト盤では逆に耳が起き上がって聴いてしまいます。
昔の曲で知らなかった曲では「Warm And Beautiful」「Arrow Through Me」など、新しい曲では「Sing The Changes」(ザ・ファイアーマン名義)とか「Too Much Rain」「Dance Tonight」など。
これらが不滅の名曲の間にちらっと現れるのが聴いていて楽しいですね。
これがおなじみの有名曲ばかりだったら、とても聴き通せたものではありません。逆に2001年以降だけの曲でのベスト盤でも聴き通すことはできないでしょう。ちょうどいい案配のベスト盤です。
あと『マッカートニー』からの最も古い曲から、最新曲まで、順不同で入っていても、曲のつながりに、そんなに違和感がありません。厳密には若干の違和感があるのかもしれませんが、それさえ楽しんでいる自分がいます。
レコードは1枚ごとに収録。レコード袋はなぜか白(ビニール入り)と金色の紙の二つが入っている。
アナログの音
収録曲はいずれも、〈アーカイヴ・シリーズ〉の最新のデジタル・マスター、そうでない曲はこのベスト盤用に最新リマスターしたものです。
レコードの音は、やはりいいですねえ。
LPに針を落として、最初の音が出てくるとアナログ・サウンドに酔いしれます。締まりのいい音が、深みを持って出てきます。
このレコードでは、アナログレコードの弱点である最内周の音も、ひび割れ感はほとんどないです。最内周の音も満点に近いのではないでしょうか。でもやっぱり外周に針を落とした時が最高ですが。
本作に限ったことではないですが、最近の新譜LPは、チリノイズがほとんどしません。昔、ナガオカのクリーナーで何度クリーニングしてもチリノイズがあったのが噓のようです。
今はクリーニングはほとんどゼロで、この音質。案外、2016年現在が一番アナログ・レコードを楽しめる時期かもしれません。
あとレコードですから、片面だけで終われるのもいいですね。これがCDだったら、1枚をとても聴き通せるものではありません。
ジックリと音質を味わいながら5〜6曲聴けるのがうれしい。結果LPの両面を聴いてしまうことも多いです(笑)。
Paul McCartney / PURE McCartney [12 inch Analog]
▶Amazon
▶Tower Records
CDの通常盤(2枚組)とデラックス・エディション(4枚組)
2016.8.3
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