
RUSH
2112
Amazon(CD+Blu-ray Audio)

輸入盤
Blu-rayオーディオ
・PCM 5.1 Surround (24bit/96kHz)
・DTS-HD Master Audio 5.1 Surround (24bit/96kHz)
・24bit/96kHz PCM Stereo (24bit/96kHz)
Blu-rayオーディオの映像
・デジタル・コミック(再生中にでてくる)
・フォトギャラリー
CD
・リマスターCD
・ボーナストラックは「Overture」「The Temples of Syrinx」「A Passage to Bangkok」のライヴ音源。
パッケージ
三つ折りのデジパック。アルバム・カヴァーはオリジナル盤を手掛けたヒュー・サイムによるデザイン。
赤色のディスクがCD。青色がBlu-rayオーディオ。ブックレットには歌詞。メンバー、バンドの写真がいくつか。

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ラッシュの名作『2112』がBlu-rayオーディオで発売
カナダのロックバンド、ラッシュの出世作『2112』(邦題『西暦2112年』)がBlu-rayオーディオ盤、DVD-Audio盤でリリースされました。このレビューはBlu-rayオーディオ盤(CD+Blu-ray Audio)です。
『2112』は1976年のアルバムで、プログレ風なハードロック(プログレッシブ・メタル)と呼ばれる作品です。
プログレ的なところは、SFから相を得た組曲「2112」という曲。そしてギターとキーボードの違いはあるものの、同じトリオ編成のEL&Pのような「3人の超絶テクニック」でしょうか。
ハードロックなところは、ヘヴィーなギター・サラウンドや切り裂くようなヴォーカルですが、今聴くとそれほどハードにも感じず、わりと普通のロック・アルバムという印象かもしれません。
実際、このアルバムではアコースティックなギターもふんだんに聴かせてくれて、メロディックな曲も沢山あります。
ふくよかな音場になる、Blu-rayオーディオのサラウンド
Blu-rayオーディオは、以下の3つの音源を収録。
・PCM 5.1 Surround (24bit/96kHz)
・DTS-HD Master Audio 5.1 Surround (24bit/96kHz)
・PCM Stereo (24bit/96kHz)
PCM Stereoは、「24bit/96kHz」とはいえ、製作当時の音場というか、平面的な印象はぬぐえませんでした。低音もサラウンドより弱いです。
それに比べると「PCM 5.1」「DTS-HD」のどちらとも、フロントの音場がふくよかになっております。
ライヴ風の遠近感がうまれると同時に、バンドの音自体も、倍音が豊かになったように感じるのです。
もちろん360度的な楽器配置も、ところにより入っているのですが(組曲「2112」の小川のせせらぎ音はバックに)、全体的には、フロントを豊かにし、遠近感を生むサラウンドと言えましょう。
サラウンドは 「DTS-HD Master Audio」のほうが、若干、コクがあるように思いました。またサブ・ウーファー(低音)の鳴りも大きいように感じました(サブ・ウーファーの音量を調節することで、バスドラや低音域を好きなレベルにしてみましょう)。
Blu-rayオーディオ再生中のデジタル・コミック
このBlu-rayオーディオには、 曲を再生しているとき、画面にデジタル・コミックが表示されます。
再生曲に合わせてコマ割りのコミックが進んでいきます。コミックの吹き出しには、その時歌っている歌詞がでる仕掛けです。
Blu-rayオーディオを聴くとき、ふつうは画面は見ないのですが、これは映画のように全編見てしまいました。吹き出しの文字は小さめなのですが、Blu-rayの高画質なら、読みやすいと思います。
CDもリマスター音源で、こちらもなかなか良い音に思いました。CDにはボーナストラック3曲を収録。ライブで聴く「パッセージ・トゥ・バンコク」もいいです。
Amazon
RUSH/2112の高音質盤
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2112(CD+Blu-ray Audio)
本レビューのもの。 |
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2112(CD+DVDオーディオ)
CDとDVD-Audioのセットのもの。
・5.1 Surround PCM(24bit/96kHz)
・PCM Stereo(24bit/96kHz)
(DVD-Audioプレーヤーでのみ再生可)
・Dolby Digital (24bit/48kHz)
・Dolby Digital Stereo (24bit/48kHz)
(普通のDVDプレーヤーでも再生可)
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2112スーパー・デラックス・エディション
タイトルに[Dvd]とありますが、画像を拡大表示するとパッケージに「BLU-RAY」と書いてあるのが確認できるので。Blu-rayオーディオだと思います。
・CD+Blu-ray Audio バージョン。
・ハードカヴァー本による40ページのコミック、トム・ホッジス『2112』。 ・24ページのアートワーク、未公開写真集。 |
 2013.10
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