![]() 四重人格 Blu-ray Audio |
2014年ミックス ・DTS-HD Master Audio 5.1 1973年ミックス ・PCM Stereo 映像はなし。 参考になる映画 1979年、『四重人格』をもとに作られた映画「さらば青春の光」は、このアルバムを理解するのに役にたちます。 |
ザ・フー、1973年作のコンセプトアルバム ザ・フーの1973年作品『四重人格』の待望のBlu-ray Audioです。ピート・タウンゼンドのプロデュースによる5.1サラウンドを収録。もちろん2chのハイレゾも収録しています。 オリジナルはLP2枚組のコンセプト・アルバム 本作はモッズ少年のことを描いたコンセプト・アルバム。 ![]() LPでは豪華な白黒写真集でしたが、さすがにその趣きはありません。 パッケージ裏の、こちらを向く主人公写真は今回初めて見ました。 聴きこなすのが難しかった2chの『四重人格』 白状すると『四重人格』は、聴きたい意思があるのに、聴きこなすのに難しいアルバムでした。 それでも随所にあらわれる海や雨の効果音や、「Cut My Hair」の美しい旋律などをたよりに聴き続けてきたわけですが、今回のサラウンド化で、ストレスなしに『四重人格』を聴けるのではないかと期待を寄せたのでした。 サラウンドなら聴き通せる『四重人格』 果たして、Blu-ray Audioのサラウンドは正解でした。 「The Real Me」で本格的に演奏開始。ザ・フーは前方に、2chにくらべ奥行きのある空間で唸ります。ピアノは左リア。 ザ・フーのバンド演奏はプログレ・バンドほどカラフルではないので、興奮するようなサラウンドではないものの、全体を通じて、キッチリと、聴かせどころをサラウンドで処理しています。 『四重人格』は中盤以降やクライマックスが冗長としているので、サラウンドではそれも聴きやすくしてくれていると思いました。このBlu-ray Audioでようやく『四重人格』が愛聴盤に恥じないものになりました。 ![]() |
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