THE WAY I REALLY PLAY
Oscar Peterson - Vol.III
OSCAR PETERSON
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パーソネル
オスカー・ピーターソン(p)
サム・ジョーンズ(b)
ボビー・ダーハム(ds)
録音1968年4月
デジパック仕様です。ジャケット写真の顔をみると「わて、演奏とまりまへん。指、とまりまへん。どんどん浮かんできまっせ!」という感じですね。わたしには、なぜか関西弁が似合いそうなオスカー・ピーターソンです。
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わて、指がとまりまへん!ノリノリのピアノトリオ
2007年12月に他界したオスカー・ピーターソン(ピアノ)のアルバムもシリーズでSACDハイブリッド化されております。
これはその中のVol.III。『オスカー・ピーターソンの世界』(原題the way I really play)です。
1968年、このアルバムのレコーディング・ディレクター&エンジイアをつとめているハンス・ゲオルク・ブルナーシュワーのプライベート・スタジオでの録音。
プライベートってどんなでかい部屋なんでしょうね。聴いていてそればかり思ってしまいましたが(笑)。
客も入っていて拍手あり。
「パラパラパラ(拍手)、ホウ(掛け声)」という感じのリラックスした雰囲気です。やっぱ、プライベートだ。
ピアノ・トリオによる演奏ですが、全編ノリノリの演奏です。
オープニングはジャズ・ワルツの「ワルツィング・イズ・ヒップ」で景気よく開始。
2曲目デューク・エリントンの「サテン・ドール」では10分近くにもわたって、退屈させないノリノリのインプロヴィゼーションが展開されます。
さらに4曲目「サンディのブルース」では、ピーターソンが「わて、指とまりまへん! 誰か止めておくれ!」と言っていそうなくらい、インプロヴィゼーションが進む進む。
聴いているわたしも、昔のジャズ喫茶にいるみたいに、首を振って、とまんねー。とにかく、スゥイング感が抜群です。
初心者でピアノ・トリオ聴きたいという方には、チョー、オススメ。また「ジャズのうんちく、なんていらない、思いっきりノリのいい演奏、聴きたいのよ」という方にもオススメ。
同じピアノ・トリオでもビル・エヴァンスの知的なニュアンスとはちがって、「肉体的」にノセてくれる演奏です。
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オスカー・ピーターソンのSACD
2005.10.9
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