ザ・ローリグ・ストーンズ イングランズ・ニューエスト・ヒット・メイカーズ |
デジパック仕様。ピクチャーレーベル。 英オリジナル盤ジャケットはバンド名、タイトルがないシンプルなものだったが、米盤では入る。それでもこの写真はカッコいいと思います。 国内盤は、輸入盤に日本語解説を同梱したもの。 |
アメリカ編集盤中心によるSACDしリース ローリング・ストーンズのSACDハイブリッド盤は、abkco(アブコ)から2002年にリリースされています。いずれも名エンジニア、ボブ・ラドウィックが世界中から集めたオリジナル・マスター・テープから、DSDマスタリング。 アメリカでのデビュー盤。若きR&Bバンドの、みずみずしさ 本作はストーンズの米デビュー盤。英オリジナル盤にはなかった、当時のUSデビュー・シングル「ノット・フェイド・アウェイ」をアルバム冒頭に収めています。そのあとに、英オリジナル盤の曲順が続くという構成(1曲はカット)。 SACDの音はオリジナル音源の音を、ストレートに再現? アメリカではモノラルとステレオの両盤が発売されましたが、当然ながらモノラル・ヴァージョンをこのSACDは収録。 “骨太のモノラルらしい音”を出すトラックも それでもSACDの音は、オリジナル音源がそうだったのでしょうが、「ハイファイとしてのモノラル」には、ちょっと届かない硬質的な音質。 ストーンズのSACDハイブリッド・シリーズアウト・オブ・アワ・ヘッズ(UKバージョン)
65年発表。全曲モノラル。UK盤はオリジナルアルバムとしてまとまりがある。
Out of Our Heads [from US] Out of Our Heads [from US] アウト・オブ・アワ・ヘッズ
65年発表。ビートルズもそうだが、アメリカ編集盤はヒットシングルを加えるのが“お約束”。大ヒット曲「サティスファクション」を収録。
Out of Our Heads [from UK] Out of Our Heads [from US] ディッセンバーズ・チルドレン
ジャケットがUK盤『アウト・オブ・アヘッド』と同じだがタイトルも違えば曲も違い、「一人ぼっちの世界」を収録(その時点の最新録音)。1曲をのぞきモノラル。
December's Children [from US] ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)
66年発表。64年〜66年の当時のストーンズ入門用ベスト盤。「サティスファクション」はステレオ・ヴァージョン。このSACDシリーズのなかでは珍しいカラー写真のブックレット付。これはSHM-SACDではありません
Big Hits [from US] ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス) ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット
66年発表。66年9月のイギリス公演を収録したライヴ盤。世の中もストーンズもサイケになりだした頃だが、ライヴでは熱き演奏。
Got Live If You Want It [from US] ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット! ビトウィーン・ザ・バトンズ(UKバージョン)
67年発表。オリジナルのUK盤は、ヒットシングルがない分、派手さにはかけるが、アルバムのトータル性は米盤より上(オリジナルだから当たり前だが)。
Between the Buttons: UK Version [from US] ビトウィーン・ザ・バトンズ
67年発表。デビュー時のR&Bカヴァーから、大分離れた感のある作品だが、この時期独特の味わいがある。例によってアメリカ編集なのでヒット・シングル「夜をぶっとばせ」「ルビー・チューズデイ」を収録。
Between the Buttons [from US] サタニック・マジェスティーズ
67年発表。ビートルズの「サージェント・ペパーズ」を意識したストーンズらしいサイケデリック・アルバム。失敗作とみなされているがいい曲も多い。
ジャケットは光沢あり。Their Satanic Majesties ... [from US] サタニック・マジェスティーズ ベガーズ・バンケット
68年発表。ここからストーンズの60年代後期絶頂期か。サイケから完全に離れ、泥臭くローファイな演奏が特徴。「ストリート・ファイティングマン」など。70年代を予感するマッチョなイメージも出てくる。これはSHM-SACDではありません
Beggar's Banquet [from US] スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツ Vol.2)
69年発表。この年の7月死去したブライアン・ジョーンズ追悼としてリリースされたベスト盤、収録時期は60年代後半のもの。当時最新シングル「ホンキー・トンク・ウーマン」も収録。
Through the Past Darkly ... [from UK] レット・イット・ブリード
69年発表。ストーンズの代表作でもっとも人気が高いと思われる作品。どこを切ってもストーンズ。これはSHM-SACDではありません
Let It Bleed [from US] レット・イット・ブリード ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト
70年発表。69年11月のNYマジソン・スクエア・ガーデンでのライヴ録音。2年半ぶりのツアーだった。
SACDラボレビューGet Yer Ya Ya's Out [from US] Get Yer Ya Yas Out [from US] ホット・ロックス
72年発表。ロンドン・レーベル時代をすべて網羅したベスト盤。70年代の作品「ブラウン・シュガー」「ワイルド・ホーセズ」も入っている。この2曲のSACD化もうれしい。
Hot Rocks 1964 [from UK] モア・ホット・ロックス[+3]
72年発表。音源をにぎったレーベルが勝手にベスト盤をだしてしまった時代。それでもヴァージョン違いの曲もあり、ファンは聴き逃せないかも。これもSACD化されてしまうのも、ファンにはうれしいような。ボーナストラック3曲収録。
More Hot Rocks [from US] シングル・コレクション(ロンドン・イヤーズ)
89年発表。60年代のシングルAB面を3枚組に集大成した。シングルでたどることで、当時のロンドン・デッカ時代の空気が蘇る。レノン&マッカートニーによる「彼氏になりたい」は、このアルバムだけに収録。「ストリート・ファイティング・マン」はモノ・バージョン。SACDラボレビュー The Singles Collection: ... [from US] メタモーフォシス(UKバージョン)
72年発表。60年代の未発表曲、未発表テイクで構成された作品。
Metamorphosis [from US] Metamorphosis: Early Demos [from US] 2011.1.7
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