![]() モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番、第27番 |
収録曲 モーツァルト トータル55分27秒 角の丸いプラケースにブックレット。 ブックレットにはライナー。写真は最終ページにヘルムヘンの顔が1枚だけ。
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ハツラツの第15番、透明な第27番本作はモーツァルトのピアノ協奏曲、第15番と第27番を収録したSACDです。ピアノはマーティン・ヘルムヘンで1982年ドイツ生まれ。2009年よりPentatoneの所属となりました。さっそく聴いてみます。 モーツァルトのピアノ協奏曲は、ウィーン時代の第20番台の作品が有名ですが、第15番も負けず劣らず名作です。 いっぽうピアノ協奏曲第27番は、モーツァルト最期に作曲された傑作です。晩年特有の透明な曲。サッパリとした第15番のあとに、シミジミと晴朗な世界を聴くことができて、絶妙のカップリングと思います。 裾野まで無色の音が広がるマルチチャンネル オーケストラは室内管弦楽団といいながら、SACDでは濃密な音です。重厚というほどではないですが、モダン楽器らしい、しっかりとした厚みを感じます。 PentatoneのSACDは2chも素晴らしいですが、なんといってもマルチチャンネルで聴くのが好きです。 オーケストラの音が前方に広がるところまでは、2chと同じですが、音の「気配」は裾野がひろがるように、自分の後方まで回り込んできます。 モダン楽器のモーツァルトに興味が今やモーツァルトの場合、古楽器で聴くことが珍しくなくなった時代です。僕もモーツァルトでは、まず古楽器を好んで聴くほうです。 でも本作のように、モダン楽器によるモーツァルトも嫌いではありません。 豊かな音をベースに、モーツァルトをいただく そういう意味で、このSACDの演奏も気に入りました。 まとめれば、豊かな音をベースに、モーツァルトのオイシイ音楽をいただける。そんな時間を過ごせるSACDでした。
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