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アラベラ・シュタインバッハー(ヴァイオリン)ワシリー・ペトレンコ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団
プロコフォエフ:2つのヴァイオリン協奏曲

ディスク
Prokifiev
The 2Violin Concerts

Arbella Steinbacher

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録音2012年 モスクワ
輸入盤 PentaTone

収録曲
プロコフィエフ作曲
・ヴァイオリン協奏曲第1番
・ヴァイオリン協奏曲第2番
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ作品115

角の丸いプラケース。
ブックレットにはライナー。プロコフィエフ、オーケストラの白黒写真。

PentaToneの期待のヴァイオリニスト、アラベラ・シュタインバッハー

 アラベラ・美歩・シュタインバッハーは、1981年生まれ。ドイツ人と日本人の両親から生まれたヴァイオリニストです(ジャケットには「美歩」と書いてないので以下アラベラ・シュタインバッハー)。
 彼女のアルバムが近年、Pentatoneからアルバムがリリースされるようになったので聴いてみました。

 収録しているのはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番と第2番。そして無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。
 どちらのヴァイオリン協奏曲とも、とにかく面白い。
 ブロコフィエフらしい、オモチャ箱をひっくり返したような(?)曲調。第1番の第2楽章では、途中ノコギリのような音をソロ・ヴァイオリンが奏でます。
 プロコフィエフの曲はどこか即物的に思えるのですが、それがロックのように、気持ちよく聴けるところが好きです。

 アラベラ・シュタインバッハーのヴァイオリンを聴く充実感は、かつてのユリア・フィッシャーを思い出させます。
 PentaToneは才能あるヴァイオリニストを探すのがうまい。シュタインバッハの他のSACDも聴いてみたくなりました。

ガッシリした音、PentaToneはやはりいい

 マルチチャンネルはホールトーンを感じさせない広がり。しかしアンビエント音が360度、自分をホールドしている感じはあります。
 そのなかでオーケストラはガッシリとした音です。ソロヴァイオリンも同様にガッシリした音。
 PentaToneはやっぱり高音質だなあ、これまた他も聴こうかしらん、と思ってしまいました。

 無伴奏ヴァイオリン・ソナタでは、協奏曲のときは、やや左よりだったヴァイオリンが中央に位置します。
 サラウンドは協奏曲のときとちがい、薄い残響音があり、深みのある空間です。無伴奏ですから、これくらいの残響音のほうが聴きやすいです。

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アラベラ・シュタインバッハのSACD
B00B5UBD78 Violin Concertos
コルンゴルト、ブルッフのヴァイオリン協奏曲
B002KUZC9W Violin Concerto in a Minor (Hybr)
ドヴォルザークとシマノフスキのヴァイオリン協奏曲
B003T68VZS 2 Violin Concertos: Arabella Steinbacher
バルトークのヴァイオリン協奏曲
   
2013.8.29