![]() R.シュトラウス歌曲集 |
普通のプラケースにブックレット。 ブックレットには、アビイロードでのマスタリング風景写真とサイモン・ギブソンのライナー「EMIのカタログの中核をなす名録音のSACDのためのマスタリングについて」。 森木正幸のライナー「声、オーケストラはもちろんのことソロ・ヴァイオリンの音色に特筆すべき聴き所がある」と楽曲解説。 各曲の歌詞と日本語訳。最後にシュヴァルツコップの白黒写真。 |
シュヴァルツコップの歌声が、なんとも言えぬ存在感で浮かびあがる EMIからの第1回発売から、このSACDを聴いてみました。 「四つの最後の歌」の第1曲「春」が始まるや、すぐに気づくのですが、「シュヴァルツコップの歌声が、なんとも言えぬ存在感で浮かびあがる」。全体を通じて、このSACDの感想はこれにつきます。 オーケストラはトラック9まで、ベルリン放送交響楽団。 トラック10からのロンドン交響楽団では、オケの音が太くなり、ゴリゴリ感を含むのが分かります。十分なアナログサウンドで、シュヴァルツコップの声や、ソロ・ヴァイオリンがいっそう魅惑的になります。 振り返るに、トラック4までの「四つの最後の歌」は、寂寥として、陰影を押さえた管弦楽法なので、ゴリゴリ感が少なかったのかも知れません。 シュヴァルツコップがいいのか、曲がいいのか、SACDの音がいいのか シュヴァルツコップの歌唱は、本当に素晴らしい。 このSACDは、60分間が過ぎるのが早いです。
EMIクラシックスSACD一覧
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