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S
スティング
セイクレッド・ラヴ


Sting
Sacred Love
Hybrid Stereo/Multi-ch
SACDハイブリッド

Amazon(国内盤)
Amazon(輸入盤)

初回限定盤は2つ折デジパック仕様。現在発売のものは、どういう形態か不明。

SACDラボのは国内盤初回限定盤。ブックレットには歌詞。各ページに1曲の歌詞とスティングの写真(ジャケットと同じセッションのもの)がドンと載ってます。

国内盤の日本語解説は、別の折り畳んだ白い紙に。歌詞対訳もあり。

輸入盤にはボーナストラック1曲。ダブミックスです。国内盤にはさらにボーナス3曲が追加。

ワールド・ワイドな、じっくりと味わえるスティングの音楽

 本作はスティングの2003年の作品。まず全世界でSACDハイブリッド盤が発売され、そのあとに通常盤CDが発売という、リリースがされました。

 『セイクレッド・ラヴ』には、ポリス時代のロック色はなく、ソロ初頭のジャズ色もありません。雰囲気は『ナッシング・ライク・ザ・サン』に近いような気がします。
 アラビア風ギターや、シタールなどを加えた楽曲もあります。全体的にはワールド・ミュージック風なアプローチです。

 リズムはヨーロピアンな打ち込み系の音を多用しています。生バンド音でもその路線を継承しているように思います。
 その上にスティングの、腰を落ち着けた、憂いのあるヴォーカルが流れます。一見、ジャケット画のように、派手さのないモノトーンな音楽ですが、「トンがるところはトンがった——でも、じっくりと味わえる」スティングの音楽でしょう。

 ジェイソン・リベロによる素晴らしいピアノ・ソロが聴ける「Never coming home」、ヒップ・ホップ・ソウルの女王メアリー・J・ブライジとのデュエット「Wherenever I say your name」も聴き所です。

SACDの音

 2chステレオは広がりのある音。昨今のCDでも、これくらいは広がると思いますが、音の柔らかさでSACDらしいかもしれません。ハッキリ断定できないのは、音自体が柔らかいサウンドだからです。

 マルチチャンネルはハッキリと堪能できます。フワーとひろがったサラウンド空間があらわれます。
 強烈なリア音はありません。本作の音は、淡彩画のような薄い音が多く、それらをリアや全体に使ってサラウンド感を醸し出している感じです。

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2011.7.27