エルトン・ジョン エルトン・ジョン3 (Tumbleweed Conection) |
角の丸いプラケースにブックレット。 |
エルトン・ジョンの隠れた傑作本作はエルトン・ジョンの3rdアルバム、日本ではLPリリース時から『エルトン・ジョン3』というタイトルです。「ユア・ソング」を収録する2nd『エルトン・ジョン』と4th『マッドマン』の間に位置します。 70年代の黄金期エルトン・ジョンを愛する人でも、案外この『エルトン・ジョン3』を聴いたことがない人が、いるのではないでしょか? このアルバムだけの独特の楽曲群アメリカ南部的な「故郷は心の慰め (Contry Comfort)」は、僕の一番のお気に入り。なんとも琴線をくすぐるメロディです。他の南部的な曲も、メロディがどれも珠玉。 バラードは「遅れないでいらっしゃい(Come down in time)」と「愛の歌(Love song)」を収録。 SACDの音は太く SACD2chで聴くと太い音、迫力のある音に満足。 マルチチャンネルでさらに音は太く、古色なイメージから脱皮 マルチチャンネルはさらに驚きです。 しかし、驚いたのはサラウンド自体よりも、各音がさらに太く迫力を持ったところでした。 マルチチャンネルでは、完全にアルバム『エルトン・ジョン3』の古色のイメージは消え去り、カラフル感が出て、まるで絶頂期の『グッパイ・イエロー・ブリック・ロード』や『キャプテン・ファンタスティック』に等しいくらい、輝かしく思えました。 2曲のボーナストラックも、ぜひ聴いてみたい ボーナストラックが2曲入っています。普段はボーナストラックには反対なのですが、このアルバムではOKです。 もうひとつ、次回作『マッドマン』のタイトル曲となる「マッドマン(オリジナルバージョン)」も、このアルバムに入っていて全然違和感がありません。 2010.12.15
エルトン・ジョンのSACD
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