プラハの春音楽祭ゴールド・エディション Vol.3
世界的指揮者として名声を確立したカルロス・クライバー、そして若きクリストフ・エッシェンバッハのピアノによるシューマンのピアノ協奏曲。この1968年「プラハの音楽祭」ライヴの音源がCDで発売になります。ステレオ録音。発売は6月下旬。
チェコ放送の自主レーベル「ラジオサーヴィス」がリリースしている〈プラハの春音楽祭ゴールド・エディション〉第3弾が発売です。
CD2枚組。
ディスク1には1980年5月23日の録音で、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるドヴォルザークの劇的カンタータ「幽霊の花嫁」。
チェコ・フィルならではドヴォルザークが聴けそうです。
ディスク2には、1968年5月25日の録音で、カルロス・クライバー指揮プラハ交響楽団、クリストフ・エッシェンバッハによるシューマン:ピアノ協奏曲。
1968年のチェコといえば「プラハの春」、そしてソ連が率いるワルシャワ条約機構軍の侵攻が起きた年でした。
その侵攻前の5月25日での録音になります。バイエルン国立歌劇場の指揮者となり、世界的指揮者としての名声を確立したカルロス・クライバー、28歳のエッシェンバッハの演奏は聴きものでしょう。
収録場所はディスク1、ディスク2ともにプラハのスメタナ・ホール。両方ともステレオ録音というのが嬉しい。
本シリーズはチェコのエンジニア、ミロスラフ・マレシュのチームによって、オリジナルマスターテープから入念にリマスタリングされ、当時の音源を緻密に再現している、とのこと。
【曲目】
ドヴォルザーク:劇的カンタータ「幽霊の花嫁」 Op. 69
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
リハルト・ノヴァーク(バス)
ズデニェク・ヤンコフスキー(テノール)
プラハ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ヨーゼフ・ヴェセルカ)
[録音]
1980年5月23日プラハ、スメタナ・ホール(ライヴ)
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
プラハ交響楽団
カルロス・クライバー(指揮)
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
[録音]
1968年5月25日プラハ、スメタナ・ホール(ライヴ)
プラハの春音楽祭ゴールド・エディション Vol.3