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Magical Mistery Tour (UK stereo)

EP2枚組にブックレットというのはオシャレな形態だなあ。その昔、カセット・ブックやCDブックとか一時はやったけど、その先駆的なものかもしれない。

『マジカル・ミステリー・ツアー』は本来、イギリスで2枚組EPとして発売されたのがオリジナルだ。それを米キャピトルがその当時のシングルを収めて一枚のLP『マジカル・ミステリー・ツアー』にしたのが、今日世界統一でCD化されてもいるものである。
 と、受け売りから始まったが、僕は70年代からビートルズを聴いたもので、ずっと、そんなこととは知らなかった。勉強せな、あかんね。

僕が買ったのはステレオ盤のほう

ヤフオクで調べたところ(こういうとき便利だ)、たまに出てるんだなあ、これ。僕はこれを5千円くらいで落とした。時には8千円くらいの値になることもあるから、このお値段はまあ、良しとしよう。
 しかし僕の落としたのはステレオ盤である。他のビートルズのレコードの例にもれず、このEPにもMONO盤が存在する。音も毎度のことながらちがうらしい。チクショー、僕は根性なし、そちらにすればよかった!
 さて開いてみるとEPのブックレットはLPのと同じである。というかLPのほうが、EPのものを拡大しただけ、なのである。
 であるからEP盤のほうが写真はシャープだ。あらためて見るとLP盤では写真の粒子が荒れているのがわかる。これ出品者の商品説明にも書いてあって、この商品のやりとりにおいてウリになっているらしい。

しかし、まあ、後発ビートル・マニアとしてLPのほうで親しんできた者としては、EPのほうは、なにやら今はやりの紙ジャケのような、せせこましさを感じてしまう、というのが最初手に取った時の感想だ。
 もちろん今は慣れちゃって、これをオリジナルと認めているが、紙ジャケというのはレコードマニアを盆栽づくりの思考にするようで、こんなところにも影響してやがった、と思うのである。
 曲の並び方がLP盤とはちがうので参考までに記しておく。CDをお持ちならプログラムでこの順番に再生してみるといいかもしれない。

RECORD ONE:

Side1
MAGICAL MYSTERY TOUR
YOUR MOTHER SHOULD KNOW

Side2
I AM THE WALRUS

RECORD TWO:

Side1
THE FOOL ON THE HILL
FLYING

Side2
BLUE JAY WAY