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サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ

毛沢東とニクソンが裸で踊るろう人形の写真とか、新聞をパロったデザイン。記事の部分がそのまま歌詞になっている。 ありそうでなさそうで、好きなデザインである、

先行シングル「女は世界の奴隷か」は聴いたぁー!

僕が本格的にビートルズを聴き始めたとき、ビートルズはすでに解散したあとだった。新譜で聴き始めたのは、このアルバムあたりからである。とはいっても、このLP自体はは数年前に買ったものである。
 発売当時はシングル「女は世界の奴隷か/シスターズ・オー・シスターズ」だけ買って聴いていた。「女は世界の奴隷か」。好きだったナア。メッセージより、メロディーが好きだった。
 で、B面のヨーコの歌う「シスターズ・オー・シスターズ」もA面に負けず劣らず、好きだった!「おっ、ヨーコの歌も、いい!」と思ったが、当時は、それを正直に言えない。彼女に対する偏見がかなりあったのだ。だので「シスターズ、オーシスターズ」は、“良さは認めず、でも何度も聴く”という変な愛し方をした曲なのです。

 

とはいえ「女は世界の奴隷か/シスターズ・オー・シスターズ」は“小『ダブル・ファンタジー』”とでもいうべき、ジョンとヨーコの絶妙なシングルだったと思います。
 シングルは気に入ったがLPは買わなかった。2枚組で高かったし、ジョンとヨーコの政治的な音楽にも相変わらず馴染めなかった。シングルは良くてもアルバムとしては、やはり気後れしたものである。加えて、2枚目はライヴ。どうせ、ジョンとヨーコの気まぐれなアルバム、という印象だったのだ。
 ただライブは鬼才フランク・ザッパとの共演で、「このアルバム買っておけば、ザッパと出会えたのに」と、のちに悔やんだものである。ここで聴くヨーコのパフォーマンスは、ザッパでさえ飲み込んでしまいそうである。さすがのザッパも、タジタジだったんじゃないかな。映像があれば、見たかったところだ。