ピンク・フロイド『鬱』リミックス&アップデート・ヴァージョンが分売、CD+ブルーレイにはハイレゾ&サラウンド

ロック/ポップス

ピンク・フロイドの1987年作品『鬱(A Momentary Lapse of Reason)』(以下『鬱』)がリミックス&アップデイトされCDやLPで発売になる。

「CD+ブルーレイ」では、アルバムのハイレゾ音源(96/24)、5.1DTS HDサラウンド(96/24)を収録する。「CD+DVD」にはドルビーデジタルやDTSのサラウンド収録。

本作は2019年に発売された、ピンク・フロイドの集大成ボックス『The Later Years 1987-2019』からの分売である。

『鬱』リミックス&アップデイト・ヴァージョンは、ハイレゾやサラウンドのミックスも制作されブルーレイに収録された。それが豪華ボックス『The Later Years 1987-2019』のウリでもあったわけだが、今回分売されることで、高音質ファン、サラウンド・ファンには手が出やすくなった。ブルーレイヴァージョンのタワーレコードの予約価格は6千円台(9月11日現在)。

CDやアナログレコードでも発売になるので、ピンク・フロイド・ファンにも注目だろう。特にアナログ・レコードなら、オリジナルとは別のテイクの写真を使ったジャケットが貴重になりそうである。

『鬱』1987年発表。ロジャー・ウォーターズ脱退後初のアルバムで、デヴィッド・ギルモアを中心に外部ミュージシャンを招いて制作された。

そのアルバムを、デヴィッド・ギルモアとアンディ・ジャクソンがオリジナル・マスター・テープからリミックス。さらにドラムのニック・メイスンが録音を追加し(当時はあまり演奏に参加していなかったらしい)、キーボードも新たに発見されたリチャード・ライトの音源を使用してアップデート。これで新生ピンク・フロイドの3人が揃った演奏としたのが今回のヴァージョンだった。

CD+Blu-ray Disc

A Momentary Lapse of Reason (Remixed & Updated 2019) [CD+Blu-ray Disc]

ブルーレイには映像で「ミュージック・ビデオ」「コンサート・スクリーン映像 (1987)」「ドキュメンタリー」を収録。

オーディオ・オンリーで「1987年のアトランタ公演」の曲、アルバム『A Momentary Lapse of Reason (Remixed & Updated)』の 「Stereo PCM 96/24」「5.1 dts Master Audio 96/24」「5.1PCM 96/24」収録。

CD+DVD

A Momentary Lapse of Reason (Remixed & Updated 2019) [CD+DVD]

DVDには「Stereo PCM (48/16)」「5.1 Dolby Digital (48/16)」「5.1 dts (48/16)」

CD

鬱(Remixed & Updated)

LPレコード

鬱(Remixed & Updated)