ランゴー交響曲第1番、初演したベルリン・フィル109年ぶりの録音がSACDハイブリッド

クラシック

デンマークの代表的作曲家ランゴーの交響曲第1番を1913年に初演したベルリン・フィルが、2022年、109年ぶりに録音したSACDハイブリッドが発売になります。

指揮をサカリ・オラモがおこない、ベルリン・フィルの本拠地フィルハーモニーにて2022年6月16-18日にライヴ録音されました。

SACDハイブリッドはマルチチャンネルも収録。ベルリン・フィルで聴くことの多いドイツ、フランス、ロシアなど以外の、デンマークの作曲家ランゴーの後期ロマン派の交響曲ということでも新鮮な体験となりそうです。

交響曲第1番「岩山の田園詩/岸壁の牧歌」はデンマーク屈指の作曲家となるランゴーの19歳の時の作品です。

演奏時間の長さと編成の大さが災いし、デンマークの音楽団体には演奏を拒否され、ベルリンのアルトゥール・ニキシュに楽譜を託したところ、ベルリン・フィルによる初演になったといういきさつの曲です。

ランゴー: 交響曲第1番「岩山の田園詩」(SACDハイブリッド)

cover

ランゴー: 交響曲第1番「岩山の田園詩」
サカリ・オラモ 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ルーズ・ランゴー(1893-1952): 交響曲第1番「岩山の田園詩/岸壁の牧歌」BVN 32(1908-1911)
ベント・ヴィルホルト・ニルセンの比較校訂版による世界初録音
1. I. Braendinger og Solglimt 打ち寄せる波と垣間見える太陽
2. II. Fjeldblomster 山に咲く花たち
3. III. Sagn 過去からの声
4. IV. Opad Fjeldet 登山
5. V. Livsmod 勇気

【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サカリ・オラモ(指揮)

【録音】
2022年6月16-18日
ライヴ
Philharmonie Berlin(ドイツ)