T・レックス（T.Rex）1973年音源をコンバイルした『Whatever Happened To The Teenage Dream? (1973)』

T・レックス（T.Rex）の音源を年代ごとにコンバイルした〈Yearシリーズ〉。前作『1972』が好評だったが、続編の最新作『Whatever Happened To The Teenage Dream? (1973)』も5月に発売された。

CD4枚組にT・レックスの1973年のアルバム、シングル、関連音源をコンバイルしている。

LPレコードも同時発売された。

1973年のT・レックス。1972年に続いて、まだまだ快進撃は続いた。「Children Of The Revolution」「Solid Gold Easy Action」「20th Century Boy」をヒットさせ、来日公演も行われた。

CD1とCD2には、73年『タンクス』、翌74年の『ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー（Zinc Alloy And The Hidden Riders Of Tomorrow Or A Creamed Cage In August）』をそれぞれ収録。ボーナストラックにはアルバム未収録のシングルAB面曲を収録。

CD３には、『タンクス』『ズィンク・アロイ〜』からのアウトテイクやデモ音源計25トラックを収録。

CD４は、当時恋仲でもあったソウルシンガーのグロリア・ジョーンズの影響で傾倒していたマーク・ボランのソウル～R＆B熱をうかがえる内容に。

ボランがプロデュースしながらもお蔵入りとなった、T・レックスのバックコーラスも務めていたシンガー、シスター・パット・ホールへの提供曲や、同じくボランがプロデュースしたパット、グロリア、グロリアの実弟リチャード・ジョーンズからなる ”ビッグ・キャロット (Big Carrot)” のレアシングル「Black Jack」などを収録。

マーク・ボラン研究でおなじみのジャーナリスト、マーク・ペイトレスの書き下ろしエッセイや、当時の未発表写真、印刷物などが多数掲載された、無線綴じによる44ページの豪華ブックレットも同梱。