カール・ベームの『モーツァルト:歌劇“フィガロの結婚”全曲』がついに高音質盤で出ます。
ドイツ・グラモフォンからBlu-ray Audio+3CDで発売。
音源はオリジナル・アナログ音源より24bit/96kHzリマスタリング。
発売されるのはベームが1968年にイエス・キリスト教会で録音した全曲。
LPレコードの時代、「フィガロの結婚」の全曲盤といえば、このベーム盤がまず上げられました。
ヘルマン・プライのフィガロ、フィッシャー=ディースカウのアルマヴィーヴァ伯爵、グンドゥラ・ヤノヴィッツの伯爵夫人、そしてエディト・マティスのスザンナ。
この歌手陣は今もって魅力的ですし、現在はこれだけの名歌手を揃えるのも不可能かと思います。「フィガロの結婚」がアンサンブルのオペラということを考えると、このキャストは光ります。
ベームとベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団の演奏も円熟の演奏。古楽器の時代が一巡した現在、新たな魅力に輝いていて、管理人も日頃CDでこの演奏を楽しんでいました。
ベームの『モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」全曲』は、かつてエソテリックがボックセットに含むかたちでSACDハイブリッド化しましたが、当然今は手に入れるのは困難です。
Blu-ray Audioでのリリースですが、この名盤を高音質で聴いてみたい方には注目です。
モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」 [3CD+Blu-ray Audio]
モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」 [3CD+Blu-ray Audio]