フルトヴェングラー旧EMI音源 新リマスター『ベートーヴェン:交響曲全集』SACDハイブリッド “運命”は2種類

クラシック

フルトヴェングラーの旧EMIによる『ベートーヴェン:交響曲全集』が新リマスター音源SACDハイブリッド化。SACDハイブリッド6枚組ボックスで発売になる。ワーナークラシックスからの輸入盤。

本作はバイロイトの第九などが含まれるフルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲全集で、新リマスターが第一の注目だが、もうひとつ交響曲第5番が2種類含まれところも注目だろう。ウィーン・フィルとの通常のセッション音源とは別に1950年10月1日、コペンハーゲンで行われたウィーン・フィルとのライヴ音源を収録する。

新リマスターは入手可能な最良のソースからリマスター。2021年のCDボックス『正規レコード用録音集大成』に含まれる7つの録音は2021年のリマスター、他の3つのライヴ録音は今回のSACDのために新たに2023年リマスターである。

フルトヴェングラーの旧EMI音源は2011年にSACDハイブリッドで発売になったが、もう12年前のことになる。

その間に旧EMI音源は2021年リマスターされ前述のCD55枚組『フルトヴェングラー正規レコード用録音集大成』でリリース、その一部はハイレゾ配信でリリースされていた。ハイレゾはPCM系(flac、MQA)だったので、SACDで揃えたい高音質ファンは多いだろう。限定盤。貴重なリリースだ。

ベートーヴェン:交響曲全集/フルトヴェングラー(SACDハイブリッド)

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ベートーヴェン:交響曲全集<限定盤>
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー