ブーニンのアルバムが3タイトル SACDハイブリッド化 JVCケンウッドエンタテイメント原盤

クラシック

80年代に日本で「ブーニン・ブーム」を巻き起こしたスタヒスラフ・ブーニン。
そのブームの最中のアルバムが、SACDハイブリッドで3タイトル発売になります。
これはJVCケンウッド・ビクターエンタテイメントとキングインターナショナルのコラボによる企画。

発売になるのは『決定版 ショパン・コンクール・ライヴ』『ブーニン 東京コンサート・ライヴ』『ブーニン・トルコ行進曲』。

当時のスタッフが最新技術でリマスタリング。

決定版 ショパン・コンクール・ライヴ

1985年10月にワルシャワで行われた第11回ショパン国際コンクール。予選からソ連の17歳の若者スタニスラフ・ブーニンの存在感が抜きんでていたことが伝説となっています。
その実況録音をまとめたアルバム。当初は本選のピアノ協奏曲第1番を含む2枚組でしたが、演奏の凄さと曲のポピュラリティから1枚にまとめた決定版。いずれも自由奔放で輝く音色、小品でさえ聴き手を釘付けにするオーラに誰もが優勝を確信しました。収録された11曲すべてがまばゆく光り、その凄みは、38年を経た今日でもまったく色褪せないのが驚きです。

決定版 ショパン・コンクール・ライヴ
スタニスラフ・ブーニン

【曲目】
ショパン:
(1)ノクターン第5番嬰ヘ長調Op.15の2
(2)エチュード第12番ハ短調「革命」Op.10の12
(3)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
(4)プレリュード第13番嬰ヘ長調Op.28の13
(5)プレリュード第14番変ホ短調Op.28の14
(6)プレリュード第15番変ニ長調「雨だれ」Op.28の15
(7)バラード第4番ヘ短調Op.52
(8)ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53
(9)マズルカ第23番ニ長調Op.33の2
(10)マズルカ第24番ハ長調Op.33の3
(11)マズルカ第25番ロ短調Op.33の4

【演奏】
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)

【録音】
1985年10月/ワルシャワ・フィルハーモニーホール(ライヴ)

ブーニン 東京コンサート・ライヴ

ブーニン初来日時、NHK交響楽団との協奏曲の晩、東京の昭和女子大学人見記念講堂は一種異様な熱気が渦巻いていたといわれます。ブーニンの独奏は優等生タイプではなく、自由奔放な即興性を主体としたもので、誰もが個性派大ピアニストの誕生と確信しました。

ブーニン 東京コンサート・ライヴ
スタニスラフ・ブーニン 、 外山雄三 、 NHK交響楽団

【曲目】
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11

【演奏】
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
外山雄三(指揮)
NHK交響楽団

【録音】
1986年8月8日/昭和女子大学人見記念講堂(ライヴ)

ブーニン・トルコ行進曲

1985年にショパン国際コンクールで優勝したブーニンは翌夏に日本デビューを果たし、日本の音楽界に空前の「ブーニン・ブーム」を巻き起こしました。その際の公演プログラムをツアー終了後に福島でセッション録音したもので、当時のブーニンの才気煥発ぶりを生き生きと再現しています。

ブーニン・トルコ行進曲
スタニスラフ・ブーニン

【曲目】
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調
(2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」
(3)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58

【演奏】
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)

【録音】
1986年8月21日/福島市音楽堂