ラヴェルの「ローマ大賞」応募作を収録したユニークなSACDハイブリッドが発売【BIS】

クラシック

ラヴェル: ローマ大賞のためのカンタータ集
パスカル・ロフェ 、 フランス国立ロワール管弦楽団

ラヴェルの「ローマ大賞」応募作品を集めたアルバムがSACDハイブリッドで発売になる。リリースはBIS。2枚組。マルチチャンネルも収録。

BISは『ラヴェル:ローマ大賞のためのカンタータ集』SACDハイブリッドをリリースする。4月中旬発売。演奏はパスカル・ロフェ指揮フランス国立ロワール管弦楽団。

これはラヴェルが「ローマ大賞」に応募した作品を収録したユニークなもの。

「ローマ大賞」とは芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度。1663年にルイ14世によって創設され、1968年に廃止されるまで300年ほど続いた。

ドビュッシーなどの伝記を読むと「ローマ大賞」のことが出てきて、日本人でも気になるのがこの賞だ。

今回ラヴェルの「ローマ大賞」応募作品がSACDハイブリッドに収録され、我々も聴くことができる。曲目は以下のとおり。

ラヴェル:
Disc1
(1)「アリッサ」(1903)
(2)「アルシオーヌ」(1902)
(3)「ミルラ」(1901)

Disc2
(4)「オーロラ」(1905)
(5)「夜」(1902)
(6)「踊り子たち」(1900)
(7)「プロヴァンスの朝」(1903)
(8)「全ては光明」(1901)

【演奏】
(1)ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、ジュリアン・ベーア(テノール)、ジャック・インブライロ(バリトン)
(2)ソフィー・コシュ(ソプラノ)、ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)、ジュリアン・ベーア(テノール)
(3)ヴァンニーナ・サントーニ(ソプラノ)、マイケル・スパイアーズ(テノール)、ジャック・インブライロ(バリトン)
(4)マティス・ラジエ(テノール独唱)
(5)-(8)クラリス・ダレ(ソプラノ独唱)
(4)-(8)フランス国立ロワール合唱団、ヴァレリー・ファイエ(合唱指揮)
(1)-(8)フランス国立ロワール管弦楽団、パスカル・ロフェ(指揮)

【録音】
(1)-(3)2020年9月3-5、8、10&11日
シテ・デ・コングレ、ナント(フランス)
(4)-(8)2021年9月10&11日
コンベンションセンター、アンジェ(フランス)

cover

ラヴェル: ローマ大賞のためのカンタータ集
パスカル・ロフェ 、 フランス国立ロワール管弦楽団