20世紀を代表するアメリカのヴァイオリニストで数多くの録音を残したルッジェーロ・リッチ(1918-2012)。
その1981年録音のバッハの無伴奏全曲が、SACDハイブリッドで10月12日に発売になりました。
リリースは香港のSILKROAD MUSICレーベル。UNICORNレーベルのライセンスによるSACDハイブリッド化です。
輸入盤ですが、10月13日現在、タワーレコードでは22%オフでお買い得感があります。
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パガニーニの演奏でとりわけ有名な技巧派のルッジェーロ・リッチですが、バッハの演奏でも名盤を残しました。
これはリッチ2度目のバッハのセッション録音で、1981年、ロンドンの聖ジョージ殉教者教会での収録。
当録音ではクレモナのロレンツォ・ストリオーニが1779年に製作した銘器を演奏。ロマンティックでふくよかな艶のある音色が印象的で、各作品ワンテイクで演奏しているのも注目です。演奏時62歳のリッチの熟練ぶりを示した名盤です。
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006
ルッジェーロ・リッチ
【曲目】
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのための
ソナタとパルティータ BWV1001-1006
[Disc1]
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV1001
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV1003
[Disc2]
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
【演奏】
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
【録音】
1981年2月27&28日、3月1~3日/聖ジョージ殉教者教会(ロンドン)
Pressed at Sony DADC Austria
Pre-mastering by Pauler Acoustics – Hans-Jorg